隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

綾凰華と暁千星

綾凰華と暁千星 
なんとなく印象がかぶるなあ、と前々から思っていたのだけれど、同期98期生で、雪組月組でそれぞれいいポジションにいるのね。
暁千星のほうが超!御曹司ですけれども、けれど、なんとなく綾凰華も雪組で、ここにきてポジションを上げるような。

個々のジェンヌについてよく知ろうとしなかったころは、暁千星より綾凰華のほうが、組でいい位置にいるのかな、なんて思ってた時期があった。綾凰華は星組から雪組に異動してきて、新人公演を2度、それも「ひかりふる路」と「ファントム」で経験している。星から異動してきてからは、なかなかの手堅い育成を受けているではないか。
しかし、月の御曹司ありちゃんはこんなものではなかった。
初舞台生というものは、全員が均等にお披露目されるよう、顔を出すタイミングみたいなものが設けられていて、順番にご挨拶のように舞台の真ん中を一度は踏むような…そういう初舞台ロケットの振り付けになっているようなものが多い。しかし98期はラストに、首席であるありちゃんが特に目立つひと振りを与えられて最後引っ込む、ヅカファンの話題を呼ぶ演出だった。

おさらいしてみる

あやなちゃんこと綾凰華。
綾凰華
2012年、宝塚歌劇団に98期生として入団。入団時成績は6番目。宙組公演「華やかなりし日々/クライマックス」で初舞台。
2013年、組まわりを経て星組に配属。
2017年8月7日付で雪組へと組替え。同年、望海風斗・真彩希帆トップコンビ大劇場お披露目となる「ひかりふる路」で、新人公演初主演。入団6年目。
2018年、「ファントム」で2度目の新人公演主演。
出演イベント
2018年5月、『凱旋門』前夜祭
2018年12月、『タカラヅカスペシャル2018 Say! Hey! Show Up!!』
2019年7月、フジテレビ『2019 FNSうたの夏まつり』
2019年12月、『タカラヅカスペシャル2019-Beautiful Harmony-』

星組配属時代はごくごく普通の下級生その1状態。雪組に、盟友ともいえる真彩ちゃんを支えるように組替えしてきてから、新公主演が回ってきた。
わたしが綾凰華について思う印象は、雪組ワンスで魅せた、品の良いピアニストの役。ややこしい半生をいきる主演達を横目に、彼は友人や仲間を見守りつつ実に手堅い人生を進む役にみえた。
fffでも、ベートーヴェンパトロンであり彼に好意的な貴族だったが、やっぱりややこしいルートヴィヒの性格に振り回され、最後は彼の難聴をかばいきれなくなるという、割と普通にいい人そうな役がしっくりくる人。
出演イベント情報もウィキペディアさんからひっぱってきたのは、こういうのは出たくても指名されないものだから、組内の評価が高いことを意味していると思ったので。

一方ありちゃんこと暁千星。
暁千星
2012年、宝塚歌劇団に98期生として首席入団。宙組公演「華やかなりし日々/クライマックス」で初舞台。
2013年、阪急阪神の初詣ポスターモデルに起用される。同年、組まわりを経て月組に配属。
2014年、「明日への指針」で新人公演初主演、入団3年目。
2015年、「1789」で2度目の新人公演主演。続くバウ・ワークショップ「A-EN ARI VERSION」で、バウホール公演初主演。
2016年、龍真咲退団公演となる「NOBUNAGA」で、3度目の新人公演主演。
2017年、「Arkadia」でバウホール公演単独初主演。
2018年、愛希れいか退団公演となる「エリザベート」で、4度目の新人公演主演を務め、本公演では役替わりでルドルフ。
出演イベント
2015年12月、『タカラヅカスペシャル2015-New Century,Next Dream-』
2016年12月、『タカラヅカスペシャル2016〜Music Succession to Next〜』
2017年10月、第54回『宝塚舞踊会』
2017年12月、『タカラヅカスペシャル2017 ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』
2018年12月、『タカラヅカスペシャル2018 Say! Hey! Show Up!!』
2019年1月、『演劇人祭』(外部出演)
2021年3月、美園さくらミュージック・サロン『FROM SAKURA』

うおっまぶし!
ありちゃんは研4でタカスぺにも選ばれている。優の秀な子としてひたすら期待されまくってきたことがわかるこの履歴書。
扱いの差があるじゃない、と思われるかもしれないが、貴重な新人公演主演を複数回もたせてもらっている綾凰華だって、路線と呼ばれるための条件をひとつは持っていたことがわかる。

「くすぶり」と躍進

入団直後から一気に抜擢を受けた後の成長期に対して、一時期ネガティブな評判が目立った暁千星。IAFAのパブロでは「殻を破れるか」と少々ムリ目な役作りを頑張っているよね~みたいな見られ方だったと思う。私がSNS界隈から受けた印象にすぎないけれど。
一方で、その頃(2019年)の綾凰華はいったん忘れられた存在というか脇におかれたというか、真彩ちゃんと仲良しだよね(これが今になって効いてきた)なんていう存在で、雪組内の序列的に、このまま大きな躍進する隙間が空いてなさそうだった。そのなかでほのぼのほがらかちゃんだった綾凰華。

しかし、やっぱり経験て大事と思ったのは、それぞれがそれぞれの舞台経験によって変化していってからの、今の状態。
綾凰華は真彩希帆と仲良し同期なことからスカステ番組やDSにも出演機会を得て、単純に露出が増え認知が増した。ここ最近はコロナ休止期間で歌の向上もあった模様。そして彩凪翔退団により上位番手が動く。
おまけに、トップ娘役…元トップ娘役の真彩希帆と仲良し認定からの知名度と好感度によって、人気がついているというか「ファンでなくとも好意的」なジェンヌに。これが大きいと思った。いまの扱われ方として決して悪くない、むしろ程よいジェンヌなの。宝塚歌劇はときに技術よりも人気が大事ですしね。

暁千星はというと、目立ちはしたが出番が遅くどうなの(原作がそうだから仕方ないんだけど)な、IAFAのパブロに続き、ピガールの芝居ではこれまたモブ代表そのいち!みたいな役。どちらもダンサーとして高い能力が求められ、役割としては決して小さくないどころか、重要だったけれども、いつまでもくるくる回る役だけじゃあね、という…しかし、柄が悪い(笑)方に私服も寄っていき(ダル・レークのペペル役のこともあったと思う)、気が付けばきゅるるん天使(くるくる回る)から、ギラギラスター(くるくる回るしハートも盗むよ)に覚醒。
特にピガール狂騒曲のフィナーレ、歌唱指導で魅せた圧倒的なスター性と歌は圧巻だった。その後ダル・レークでのペペル役、さくらMSでのキラキラスター枠に、舞台の外では、年末年始のスカステスペシャル番組で見せた、珠城りょうがいるときの子犬化と、れいこちゃんるねちゃんのみのときのちょい悪下級生と、惜しみなくアイドル力を発揮。珠城りょうがいないときには、首席としてやってきたリーダーシップ力も垣間見せ、人気と実力が両方増し増しと、波がきているのがよくわかる。

組替えがやってくる?

綾凰華と暁千星を並べてみたけれど、かたや別格系、かたや未来のトップ系と、進むみちは異なると思われる。しかしいま、上級生の重用(質の向上)と、「『トップスターとして退団』以外での美味しい卒業コースの生成」が進行している。
雪組は、綾凰華を出す余力はないと思うが、他組からより活躍を期待された子がやってきそう。そのとき綾凰華が今のポジにいられるか、もっと上にいけるかの正念場がやってくるかも。
月組は、今とてもいい状態で充実していてバランスも良く、何も足さない・なにも引かない…でこのままいてほしいがそうはいかず…。アンバサダー風間が暁の2期下と近いのでどうか?と言われているけれども。月城 鳳月 暁 風間 の並びが強すぎて。このメンツが月組というのも最高に面白い。




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『「人生が最高に幸せな瞬間」を迎えている人』を視聴する気持ち

大変な人の大きな節目を、モニタ越しに観て泣き笑いしているこの感じ…
ちょっと罪深い気もする。娯楽だもの。

生観劇のきっかけになったスター

私にとって、小学生の時に出会ったタカラヅカなるものを、「チケットとって観に行けるもの」だという基本的なことを思い出して、そうだ劇場にいこう、と思ったきっかけを与えてくれたもの。
それが望海風斗の歌でした。
その曲はディズニーの「そばにいて」だった。
ご存知のとおり、タカラヅカは特定のジェンヌを追いかけたり、その人事を気にしたりすると、面白い反面しんどいことも多くなる。中の人に興味を持つとたいへんだ。
けれどもそれは、宝塚歌劇の楽しさの半分を諦めてるともいえたかなと思う。誰が何をするの、エトワールは誰なの、羽根を背負うの背負わないの…そういうところをやんややんやいうのが宝塚歌劇の魅力でもあるわけで。
望海風斗は実に魅力的なスターだった。

震えたトップコンビ

真彩希帆はときに、望海風斗を凌ぐ力をみせる人だと思う。彼女もまた厳しいタカラジェンヌ人生を歩んだからこそ、磨きに磨かれた美しいトップ娘役になった。
相手役が真彩ちゃんでよかった、と思える瞬間が一体なんどあっただろう。宝塚歌劇の歴史で、真の歌劇スターコンビは望海風斗&真彩希帆だけだろう。
スカステの思い出再放送で、昔の真彩ちゃんの映像をこのところたびたび目にすることがあったが、まあ同じ人かと思うほど、なんというか言葉を選ばずに表現するならブスなの。
でも「みにくいアヒルの子」なのね。確かに同じ人同じ顔なのに、今の姿と比べるとまあ、本当に野暮ったくて。間違いなく美女なはずなのに、みんなやっぱり成長過程はどこか野暮ったいのがかわいい。
この世で最高の相手の隣で相手役として立つって本当におそろしいこと。でも、だいもんの相手役が真彩ちゃんで本当に良かった。
最後の一瞬まで素晴らしかった。

最後の観劇で

3月末、見納めの東京宝塚劇場にて、私は下手寄り7列目あたりの良席で観ることができて、だいもんがそれは丁寧に視線をくれた。あのとき、間近だったので間違いない。
4月11日、千秋楽の望海風斗は、fff冒頭の登場シーンから「あれっ」とすぐに気が付くほどに、目のクマが深く、肌の張りや頬のこけ具合など、「削れて」いた。退団公演のトップスターはみんなやつれるが、あの、とんでもなく気力体力筋肉を使う舞台で、本当に命を燃やしていたんだなあと観てるこちらが震えた。
この最後の公演、最後の視聴は…
私にはそれなりにしんどかった。じっと見つめていることができずにどうにも持て余して、スマホ観たりしながらそわそわと視聴した。
最後の観劇では、それまでは最後のところ以外はさして気にならなかった、謎の女がルートヴィヒにしつこく死を迫っている姿が印象に残った。

そして、最後の最後、彩凪翔の姿になぜか一番涙がこみあがってきた。劇場でも思ったけれど、この退団公演での凪様の輝きは半端ない…。

あの大変な芝居1時間半(劇中の「人生は幸せだった」はかすれていた)、休憩中に化粧と衣装変えてのショー1時間、そしてさよならショーにあの長い長いご挨拶カーテンコール。
自宅でライブ配信で観てるこっちがソファにひっくり返るほど疲れるボリュームだったが、舞台上の雪組は最後の一瞬まで眩しかった。泣いて笑って、見送れた。

らしさ

最後のご挨拶で咲奈ちゃんを呼んで「明日から咲奈の雪組に出られないのが悔しい(大意)」という言葉に本音が混じっていて、だいもんがトップの道を切り開いた人気を支えたのはこの、ぶれないタカラヅカ愛なんだなあとあらためて思った。
誰よりも宝塚歌劇への愛が重いトップスターが、卒業する。このことが寂しくもあり、この人のために明日からのタカラヅカもどうか輝いていて、と思う。

最後に

決して望海風斗も真彩希帆も歌だけの人ではない。美しい人たちがけた外れの努力をして、けた外れの歌声を聴かせてくれたからこそ感動し震えた。
卒業後すぐに、望海風斗はエリザガラコンに出演する。スケジュールは仕方ないのだが少々興ざめだけれど、そこはご愛敬。
その先の進路は不明だけれども、たぶんきっと、歌声をまだ聴かせてくれるんじゃないかなと期待している。
またいつかそう遠くない日に再会したいと思う一方で、英気を養って、それから仕事だけの日々からいったん解放されてせっかくだから女にしかできないことも満喫してほしいと思う。
とにかく、幸せでありますように。







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月組次期トップ発表!満を持してとはこのこと

みんな待ってた次期月組トップは、大方の予想通り、月城かなとに決定!れいこちゃんおめでとう!!
そして相手役は、こちらもどうするのかなと思ったけれども月組の優等生、海乃美月に。
これは5組中最も品の良いカップルになりますよ〜

れいこちゃんの予兆

5ヶ月に及んだ怪我休演期間。実際はお稽古に復帰していたはずなので内部的な休止期間はもっと短かったと思いますが、心身共に調子はどうかしらと心配な期間でした。
IAFAでの復活ぶりはなんの不安もなく、また御本人の輝きも増しての2番手羽根を背負って美貌の悪役がはまっていました。

そこから公演のたびにどんどんとなんか脱皮?なに?な感じで日々魅力マシマシで、美し過ぎるわりに地味な印象はどこへやら。

彼女がスターとして旬をむかえつつあることは、ピガールで誰もが確信し、ダルレークで虜にさせられましたよね。ね!

よくよく振り返ると

月城かなとはバウ主演(W主演)の経験後、2017年、瑠璃色の刻から月組公演に参加。

2019年3 - 5月、『夢現無双』『クルンテープ 天使の都』→美弥るりか退団公演。怪我で途中休演
2019年10 - 12月、『I AM FROM AUSTRIA-故郷(ふるさと)は甘き調(しら)べ-』→2番手羽
2020年2月、『赤と黒』(御園座
2020年9 - 2021年1月、『WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』
2021年2 - 3月、『ダル・レークの恋』(TBS赤坂ACTシアター・ドラマシティ)東上主演
2021年5 - 8月、『桜嵐記(おうらんき)』 - 楠木正儀『Dream Chaser』 予定

…2番手期間短いんですよね。
大劇場4作って、短いよね。もっとゆっくりと珠城りょうと組んで欲しかったけれども、ピガール狂騒曲は濃い公演で、約半年のスケジュール空白期間中には、世の中もだけれど、何よりジェンヌたちが、珍しく小休止の時間を得たことで何かとても変わったと思う。
そして珠城りょうと月城かなとはそれぞれ、この降って沸いた時間がとても大きなプラスに働いたように見える。
休止期間明けの公演の出来が素晴らしく充実していた。
そして、もう待ったなしの次期トップに相応しい輝きを、れいこちゃんは放ち始めていた。

月組のバランス良し

組み替えと退団が発表されているだけで色々あるが、これから控えているだろう組み替え…
月組は誰も異動して欲しくない!てのが本音の、隙のない布陣に思えるいまの月組
2人専科に行ってしまうことが発表済みだけれど、まだまだ皆、あれこれ動きありそうな。

にしても!ですよ。いまやこちらもまたギラギラにスターとして輝く暁千星が、このまま番手上げるんですかね。それとも誰か間に来るのかね?
でもやっぱり、ありちゃんも素晴らしく仕上がってきてる。めっちゃくちゃ舞台映えするその舞台技術が開花している様はやはり、全組の3番4番の中で1番ですよ。

ちなつさんがそのままいて欲しいけれども、案外また動くのではという予感もなくは…いや流石に動き過ぎだよね。
月城かなと
鳳月杏
暁千星
風間柚乃
が路線看板になるのかな?

ナウオンとか観ると、皆動かないなら(動かないで〜)この並びか。るねちゃんあがってくるかな?

月組から誰かかわいい子が雪あたりに行ってしまいそうで心配。

そしてトップ娘役

海ちゃんになりましたね。まだやるかヒロインを。
いやこのまま別箱クイーン続けるのは無理あるしね。そしてあましちゃん他若手をここで抜擢する必要もないと感じていたので、消去法で海ちゃん以外はないと思ってた。

あと彼女の入団後の経歴みてたら、毎年ヒロインやってる独占状態からの、美園さくらトップの流れをみて、なんとなく、海ちゃんは「やめるなよ、君は次だからね」って約束のない言葉かそういう空気かもしくは明確な約束でもあったのかな、と邪推。

美園さくらは公演計画にIAFAが決まったときからトップ娘役内定してたと、私は確信しておるのですが(公演の約1年半前から演出家に話は行っていた)、同時にさくらちゃんの任期は、歌劇団側からは短期でも長期でもオッケーだったのではと思う(珠城りょうが、貴女の人生だからと、自分に引っ張られることなく後悔のない進路を選ぶよう促したエピソードありましたよね)。

任期については条件まちまちらしいのでわからんけど、美園さくらが月城かなと組むのも悪くないような…
もしかしたらコロナ禍によって娘役人事は全体的に計画変更された可能性もあって、そうなると月組も同様かもね、なんて妄想が捗る。

多くのヅカファンからは歓迎されている海ちゃんトップ娘役。悲しいかな短期を期待されているのも事実だけれども、月城かなと自体が意外と短期(3年程度)な予感もする…。

次も内定してるんだよね既に

歌劇団の計画としては、もう各組の次期トップ(月組も、月城かなとの次)が考えられてるんだろなとは思う。
桜嵐記が悲劇らしいので今から切ないが、本当に今の月組は充実している。
それもこれもトップの珠城りょうが組子に対してよい効果をもたらしていた成果だと思う。
とんでもない状況で耐えに耐えてきた珠城りょうに心から賛辞を贈りたいし、周囲をよく見せるという珠城りょうの稀有なスキルにこたえて美味しく実った月城かなとと海乃美月に心からおめでとうを伝えたい。

これからの月組も大いに楽しみである。


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もう来ない、最上級生トップ

昨夜、寝る前にふと「そういうことかもなぁ」と思ったこと。

それは花組から

先日華々しく幕があがった、花組大劇場公演。
久しぶりの2本立てで、トップ娘役の退団公演で、柚香光トップ体制で2番手を務めていた瀬戸かずやの退団公演ということで、花組贔屓でなくとも注目度の高い公演となっている様子。
かくいう私も、どんな感じかなってスカステ待ってました。

綺麗だった

スカステ映像なので全体はわからないけれど、いやぁ、華やかできれいだった!
柚香光のワインレッド、瀬戸かずやのサファイアブルー、華優希のアフリカンバイオレット。
鮮やかで華やかで美しくって。
花組はこうでなくちゃあ!みたいなところを満たしてもらった感じ。

最後に羽根を背負った

瀬戸かずやは、それこそ望海風斗が花組でその先の体制ABテストされてたような頃、同じ板に並べられてたジェンヌの1人。その彼女が花組で地道に真面目に続けて、最後に羽根背負っての退団は、タカラジェンヌの花道ですわ。

新体制になってから

瀬戸かずやが、花組やご本人にそこまで興味ないヅカファンにも好意的に受け止められ愛され度合いが満ちたのは、確実に柚香光新体制で明確な2番目にあがってからと思う。

しかし上級生2番手となりおめでたいのと同時に去就も気になりはじめるもの。

95期という企画

星組も礼真琴体制の2番手が愛月ひかるという上級生2番手。花組とよく似たカタチ。
月組の新トップ体制はまだ未発表だけれど、新トップより上級生ジェンヌが2番手や3番手で囲む体制になる可能性があるのかなと思う。

ほんと、かつての宝塚歌劇って、一部の上位ジェンヌが最後にたどり着くのがトップスターで、それはまず10年男役をやってからの話であって、その後の数年で上がれるか、上がれたら2番手に行けるかで決まってた。2番手イコール次期トップは揺るぎないものだった。そしてそれくらいのポジションにいるタカラジェンヌは皆、研15、16が珍しくもなく、若くはなかった。

例外が生まれて、本人の意思を汲むことも含めてその都度対応してきた結果、トップとそれ以外のポジションは完全に断絶された今がある。

トップが若いメリットの方が大きかった

トップスターともなれば基本的に批判される。トップスターが若ければより小言をいう姑層が元気になる。
その脇にトップよりも上級生がいると?
トップへの不満はトップを指名した劇団に向かい、上級生2番には同情が集まる。
ファンからみると、真ん中の主演を務めるトップスターが1番偉いのかと思いきや下級生なので、上級生の周りは若きトップスターの為に結束し協力し、トップスターは謙虚さを増し、の姿がなんだか微笑ましく見えて

最上級生(組長は除く)がトップスターであることと、そうでないのとではファンから見えない稽古場の雰囲気や、演出家やプロデューサーのやりやすさも、たぶん相当違うのではないかしら、と思った。

組長除いて、組の中で最上級生クラスがトップスターだと誰も止められないんじゃないかな。
でも周りに上級生がいると、主演を務めるトップスターの努力や集中力のレベルが絶対に上がると思うの。

ほとんど全ての舞台や、TVドラマでも、アニメ声優の配役も、真ん中は旬の若年、脇がベテランって方が普通だもの。

美味しい、を堪能してほしい

意外と誤解している人が多いが、舞台やアニメ声優なんかも、主演が1番売れててランクが上で格も上なんてことは、全くない。
配役はそんな単純なことではない。
声優なんて台詞ひと言のベテラン脇役の方がギャラ上・格上だしね。

美味しい上級生2番手がその後も生きる

トップスター制度を敷いているタカラヅカはファンを競わせる面もあって、ホストクラブかーい、と思わなくもなく、贔屓を真ん中に、羽根を!と思わせていることが不幸も産んでいる訳だけれども、宝塚歌劇は今後も、上級生2番手3番手を出していくはず。

そして数少なくタイミングも演目の縛りもあるトップスターに出来ない、多数の良いジェンヌを美味しくする為に、あえて2番手羽根で卒業する、非トップも今後増えるだろう。
2番位置での退団だったからこそ同情と注目を浴び続け、卒業後の活動に有利に働いている元ジェンヌがいるわけだし。

ジェンヌの学年や期は、本当のライトファンには1番どうでもいいことなので、トップスターとトップ娘役、2番手3番手という、真ん中メンバーの芸の相性のよさを第一に、組んでほしいなと思っている。


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fffを生観劇した②〜盗賊と宝石も

ライブ配信から時間が経って、生観劇初回の感想はちょっと前に書き残したけれど、その後2回、阪急貸切とスカステ貸切にまさかの当選で、観てきた。
これで私の、望海風斗の雪組観劇、生観劇は最後である。

色々違ったそれぞれの観劇

初回は正直結構、歌がうまいな以外の感想が持てなかったってことになるのかなあ……
2回目の観劇(生観劇1回目)で、やっぱり劇場で観ると違うなあと思って、ようやく全体像が観られたって気がした。
そして3回目の観劇(生観劇2回目)で、fffの最後は自然と涙がこみあげてきた。

熱烈にだいもんが好きだから!とかそういう嗜好とはそこまで関係なく、泣けた。
それに1階最後部あたりから、舞台全体を見渡してみることで、演出の全体像がよく見えて、fffってこういう作品かあ、と思ったし、シルクロードは生田もっと頑張れってことにも気が付いた。

ついジェンヌを観たくなるのがタカラヅカだけれど

オペラグラスを諦めてずっと全体を観ていると、新たに気が付くことが多数。
まずは、fffにて、謎の女の声を認識していたのが、ベートーヴェン以外にはゲーテさんだったこと。オープニングで声に気が付いてました。
謎の女は、その正体からして誰のそばにもいるのよ、と語られるけれども認識しているかは別の話。とすると、ゲーテは気が付いていて、ナポレオンはたぶん一切気にしてない(共演がない)のはそういうことなんだろうな、と。

それから、この公演の、お芝居全体での最初のせりふが「おつかれさま、人生~♪」ってのもまあ皮肉。
ベートーヴェンとナポレオンの邂逅シーンは、時間を飛び越えて、ロシアで敗退中のナポレオン(実際はこの時点でナポレオンは島流しの上死んでいる)と、ロールヘンの死を知り、絶望の淵に至ったベートーヴェンが、ベートーヴェンの夢想のなかで出会うシーンであり、トップスターと次期トップの最後のお芝居でもある。

だがそこで、「モテたかった」って嘆くトップスターってばよ。

謎の女ちゃんからの指摘でも「結婚できない」てキーワードに一番ぴくっとなっていたし、ロールヘン妊娠からのお手紙をかたくなに無視していたことも、ウエクミの描く望海ベートーヴェンが「モテない結婚できない男」という側面を強調されているのは悪意(笑)か。

こうしたことは、3回目くらいの観劇でやっと気が付いた。
もっと色々、炎のことや黄色い服チームのこととかもあるけれども、不幸を飲み込んだから幸せだったと言い切れた、歓喜に至ったという描かれ方はよく理解できて、ベートーヴェン生誕年のあれこれはコロナで色々吹き飛んだけれども、たとえ日本全国でも何かしらイベントが開催されたとして、ベートーヴェンをこんな切り口でこんな風に描いた作品は、後にも先にもこれきりだろう。

シルクロード

fffに慣れてきてあれこれ理解できた頃、同じく、シルクロードのショーも全容が何となく把握できた。そして、初めてのショー演出でしたっけ。ウンいまいち。
だいもん&まあやの歌がなかったらクッソダサいからなこれ、と毒づきたくなること多数。
何をどう間違ったのか、わざとなのか。パンフの菅野よう子氏は提供曲の解説ご挨拶であるようにあそこはやはり「森で幸せに生を終えた巨木」でなくてはならなかった。ひょろい虹色の木ではなく。
ショーは場面展開が肝だと思うのだけれど、よほど場面ごとに推敲を重ねて重ねたのか、だいぶ違ったものになったのではという爪痕が見え隠れ。
それが振り付けの仕事なのか演出の仕事なのかは判断がつかないが、似たようなことの繰り返しの動きも2か所で気になって、こんなずぶの素人がうーん?てなるくらいだった、と感想を残しておく。

大評判のダスカのシーンについては、まあやラップ大勝利なんだが、振り付けは私の好みじゃなかったかなあ、てこと(ずいぶんややこしかった)と、
今日の、良席で観てつくづくわかったことに、だいもんがクッソ楽しそうであった、ということ。
ただこのシーンに対してファンとして強く思うのは、生田氏が思い出のバンドネオンをここで入れてきているわけだが、そのファンへのマウントがキモイ。
このショー、生田氏とファンとの、望海風斗スキスキ度合い比べ合戦である(心理的に)。
私としては大変むかつくぜ!と思いました(笑)。

生田氏へのなんかむかつくという嫉妬全開にしなくっても、やっぱりショーって藤井大介は(あれも本人のフェチが強いが)うまいんだなって気づかされました。
色々惜しかったシルクロード。アクアヴィーテが小説ならば、生田氏のつくったショーはラノベ。そんな感じの軽さ。
とにもかくにも、望海風斗が最高にかっこよくて真彩ちゃんが最高にきれいで、翔くんが猛烈にアピールされてたので咲奈ちゃんがちょっと影薄かった、とかあるけれども、トップスターコンビと退団一同がひたすらおいしくを目指したみたいなので、大成功かな。

ちょっと飽きていた「退団」

卒業を発表してから思いのほか時間が経ってしまって、好きなのに「退団のちらつくもの」すべてに対し、飽きてもいた今日この頃。
3月は怒涛の月組ダルレークや幽霊刑事、さくらちゃんMSなどが全部目新しくてキャッキャしていた分「あ、まだやってたんだっけ雪組サヨナラ公演」なんて思っちゃって。
大劇場からずいぶん経った気がした。そりゃそうだ、あと2週間ないんだものね…。

今日の観劇は7列目くらいでした。おかげでとてもよく見えたおかげで、あ、これ現実なんだって引き戻された。
終わりが近づいている。だからこんなにも、一瞬一瞬が美しいんだなあと。
もう二度とあの劇場で、私は望海風斗も真彩希帆も観ることがない。今日が最後なんだな、こんなにちかくで歌をきいて、だいもんと目があったりなんかして、こんな経験もうないんだなって。
しみじみと、しみじみと目の当たりにして思い出した。待ってはくれないラストデイ。

あんまりにも望海風斗が美しくてかっこよくて、あらためて惚れてしまった。
あんな美しくてカッコいいものに視線投げられたらたまったものではない。一期一会の舞台だからこそ、卒業直前の舞台を観てもそんな風に惚れさせられてしまう。






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柚香光、喜劇と悲劇

月組人事、ちょっと驚きでした。
でも、100期や102期の若手の退団にいちいち月闇?って反応は問題ですね。それ言いたいだけだろって。
100期や102期って、組織にはいって5年~7、8年。それくらい経てば、タカラヅカに限らずどんな組織だって転職や進学やあらたな目標を見つける頃だし、はっきりいって寿だってあるだろうし、いずれも良い旅立ちとなるよう千秋楽まで見届けたいです。

「ちょっと驚き」なのは、専科行き

ああ…

紫門 ゆりや・・・2021年8月16日付で専科へ異動
※異動後に最初に出演する公演は未定です。
輝月 ゆうま・・・2021年8月16日付で専科へ異動
※異動後に最初に出演する公演は未定です。

愛するわれらがゆりちゃんとまゆぽんが!月組の子じゃなくってみんなのものになってしまう、という嬉しいのと、月組の子でいてほしかったという贔屓目と。
さらに異動があるのかな、という可能性もなくはないですが、いずれにせよ、めまいがするほどすっばらしい二人なので、「どうでしょ、すごいでしょ月組育ちって!!」と自慢したい気持ちが一番強くなるかも。

紫門ゆりやはとにかくノーブルな雰囲気というか、とても品がいい上に、芝居となると本当に男っぽく見えるんです。この前の幽霊刑事も、あれ?って錯覚起こすくらい素晴らしいお芝居でした。
彼女は覚えやすいお顔だちだから、見分けがつきやすい方だと思うけれど、あれ?ゆりちゃん…だよね?て思ったもんね。
で、輝月ゆうまはもう何をやらせてもすごい。ここ最近だと、風間柚乃がそんな評判が高いが、元祖はこっちというか、研4で研14な芝居してたから評判だったのだものね。
背が高く見栄えがよく歌もうまくって。
どちらも月組が、3分割したって若手から上級生まで芝居ができて歌えて踊れるという、組としての技術の高さを支えていたジェンヌさんたちなので、これからの活躍がより広がることに期待。

で、トップは?

まだ発表前ですが、あの人やあの人の退団がないのでアレなんですかねぇ。
私はあっちはあの人以外がいいんですけれど、まああの人でも嫌いじゃないからいいけどでもなー って思ってます笑。

トップ人事は、育成の末に「この人は本当に宝塚が好きか?」とか「人気」ってものも考慮されてるんじゃなかろうかと感じるときがある。
そして、「誰を」のその先に「何を」の演目ありきと感じているので、「それらに合う子」がトップ娘役になるのだろうと思います。だから娘役は何かに合わせてチョイスされているだろうから、誰が選ばれてもきっちりした理由があるのだと思う。

で、花組

さてぼちぼち初日が近づいてきている花組。華ちゃん退団公演となるが、その先のまどかちゃん就任のプレお披露目が、華ちゃん退団公演のショーを使うとあって、ファンがおむずがりである。
これは仕方ないの、だって華ちゃんはトップスターじゃないから。
娘役はたとえトップ娘役であっても、絶対にトップスターと同じ扱いや配慮はされない。演目なんて特に。
ましてやぶっちゃけると、予算の都合もあると思う…。

プレお披露目が「哀しみのコルドバ」ときいて、一瞬「炎のボレロ」と混同しちゃったんだけれども、どのみち喜劇じゃないのよね。
そこで、ああ、そういう?と思ったこと。

花組トップ娘役の交代は、突き詰めれば花組トップスターのための交代である。
華優希は、柚香光ととことん幸せラブラブハッピーエンドを迎える相手役として選ばれたのかなと思う(そういう演目をあてたかったがための相手役)。
で、たぶんだけれども、星風まどかを相手役に迎える柚香光は、一転、悲劇ばっかりやりそうだなあと。

2.5次元、少女漫画から抜け出たような そんな柚香光がみられたのは華ちゃんが相手役の間まで!で、この先はもっとハードな、そして宝塚歌劇らしい大仰で古典的で普遍的な悲劇とか、
愛し合っても結婚エンドではない、男としてどーだの、みたいなのをやるんじゃなかろうか、なんて…。
だいもん&まあやコンビが、演目では死んでばっかりでラブラブエンドがない、なんて(そういやfffも死にエンドであるし)言われてたが、なんだかそういう「このトップにやらせたいもの、似合いそうなもの」みたいなのってだいぶ偏りをみせますよね。

カレーまどかは相当な悲劇をみせてくれるためのコンビなんじゃなかろうか。それならばカップルチェンジもわかるかな。
宙組マカゼさんだって、新しい相手役では大人っぽいとか、ちょっと路線の異なる芝居をやりそうだし。
いずれにせよ、宙組花組それぞれのトップスターのための娘役交代であることは確かだなぁと感じる。



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ラブレターfromさくら

本日は、昼夜2回の、美園さくらミュージックサロン『from SAKURA』を堪能。
美園さくらは稀有な娘役だ。

芝居心満載

お客様をいれて、お食事提供もできて、素晴らしいミュージックサロンだった。嬉しいよね、無事開催。
比較するものではないけれど、真彩希帆の無観客1Dayスペシャルライブは、制約の中で鬼気迫る出来だったけれど、本来ならばファンと共に空間を共有したかったろう。こんなふうにできたら…としょうもない事が頭によぎってしまった。
色々乗り越えてきて、いま宝塚歌劇団は本来のかたちのミュージックサロンを実現した。このバトンはこの先の各スターたちの企画にも繋がっていきますように。

圧倒的スター、暁千星

ありちゃん!最早何もしていなくたって輝く男役スターで、何もかもカッコいい。
このところの開花ぶりは目を見張るものがあったと思うけれども、IAFA以降のこの鮮やかな変貌ぶりは何事か。

全組にありちゃんくらいの、男役10年の路線スター、御曹司スターはいると思うが、中でもピカイチと思う。いや絶対そうだろって確信する。
ありちゃんのようなダンサージェンヌタイプに多いのは、歌か芝居がイマイチなものなんだけれど、ありちゃんが、個の技術研鑽に余念のない月組でよかった。全部上達していまや歌えるし踊れるし様々な役もモノに出来て、もう楽しみでしかない。

このミュサロの登場シーンはちなつさん風味で、アレ?て思っちゃったよ。品が良いのも先輩に似てよき。

MSにつきものなエリザ

新人公演も経験しているので、堂々とエリザのナンバーを披露されていました。現役中にエリザに関わったジェンヌは、みんな必ず歌うよね、サヨナラとかMSとかDSとかで。

今回このミュサロで感動したのは「私が踊るとき」のデュエット。
ありちゃんのトートの芝居、目線や表情の細やかな表現に、さくらちゃんのシシィもすごく合っていてどきどきした。私はそこまでエリザという演目が好きではないのだけれど、あーいまのこの2人で観たいって思ったね。
こんなに芝居っ気の強いデュエットみせてくれるなんてね。

美園さくらという大輪

1時間超のショーに、出来るだけ衣装チェンジしてくれたさくらちゃん。わかってる〜。
彼女はドラマチックに歌えるので、くるくる表情も豊かで笑顔も何種類もあってとにかくチャーミング!
ミュサロのポスターが公開されたとき、最大インパクトなめっちゃくちゃカッコ可愛い姿がとてもよく似合っていて観劇したけれど、その格好で出てきてくれて嬉しかった。
もう美脚に釘付け。
最高なポスターをみた瞬間にも感じたことだけれども、美園さくらの美点は自己肯定感。自信家とは違う、これは私という意思のような強さというのか。
彼女は遠慮はしても卑屈にはならない、表現者として大事な素養を持っていると思う。

今のトップ娘役のなかで、歌唱力のパラメータが高いキャラとして、真彩希帆がいるが、まあ見事に声のタイプも表現のタイプも違う。
真彩ちゃんの場合は、娘役としてトップ娘役として磨かれた様子が、なんかこう削って削って自分という原石削りまくってピッカピカの希少な宝石(まさにホープダイヤね!)になったとするなら、美園さくらちゃんは広がって広がって伸びて伸びて、満開の花を咲かせる大木になりました!みたいな。そういうイメージ。
ちょうど相手役のだいもんとたまきちのキャラのイメージもそれに近い違いがあるからかなぁ。

娘役の一生

充実期を迎え出した暁千星が男役10年を迎え、いよいよ開花しはじめた一方で一期下の美園さくらは、卒業。男役よりも短いタカラジェンヌ時間に、こちらはお名残惜しいが、娘役人生としては極めた人。ご本人のフィナーレの歌の通り
さくら さくら 花ざかり
である。
さくらちゃんが幸せなら何もいう事ない。


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