隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

芸術に関する誤解と偏見と

私の10代。現役合格で東京の美大に進学した。 最も絵を描いていたのは受験期までで、進学した美大は、中に入ってみなければ想像もつかない世界だった。 大学で学んだ結果、 「デザインは理数系のアタマがないとできないぞ」とシンプルな事実に気づく。バラン…

観劇こぼれ話~蒼穹の昴で観た珍妙な感覚

1年の観劇総括も簡単だけどやった!ヨシ! となってから、ハッと思い出したことがあった。タカラヅカを観はじめて、こんな風にみえたことはほぼ初。 むかーしむかし、初めてテレビで見たころも、こんな風に思わなかったんじゃないかしらっていう珍妙な体験を…

2022年の観劇歴

2022年、振り返ってみれば、三が日の花組本公演を観劇初めにしていたのだ。観劇歴だけを観ると、それなりにあっという間の12か月を過ごした。 2022年はこれだけの舞台を生観劇した 宝塚のチケットは、友会から。たまにイープラスとカード関係の抽選。花組 『…

スカステ開局特番らしい、クリスマススペシャルをみた

宙組が雰囲気もあわせていちばんおもしろかったかな!…… ほんっとに、各組こうも違うかってくらいに雰囲気とかなんか醸し出してるものが違うのってなんだろ、中学高校の、隣の組とうちの組で文化とかもなんか全然違うのとおんなじね!ふっしぎ~なんだけどヒ…

『蒼穹の昴』のあそこのシーン

あれよあれよという間に彩風 咲奈演じる主人公は国を出る決意をする。夢と希望と理想を胸に、「あそこに行くんだ」と希った紫禁城から、何ひとつ夢や理想の通りにならず逃げることになる。でもその心中にはやっぱりあの日と変わらぬ理想があって…。 宦官 ど…

雪組『蒼穹の昴』を観た。清朝はややこしいがそこがいい

壮大な小説をギュッと一本モノにしてドーンと予算と専科突っ込んで他には真似できぬ舞台になったよ、という、現雪組の本命公演と名高い「蒼穹の昴」を観てきた。チケットが一枚しか取れなかったので最初で最後の生観劇となり、トップ娘役朝月希和ちゃんを生…

月組から動く新体制の予兆

月組、次回本公演にて、組長をはじめ7名の退団が発表、集合日付で若手107期生(まだ研2か)が1名の退団と、世代交代というか…組替えはじまるよの、事前アナウンスがされたような気がする発表があった。しかしこのメンバー…光月 るう(88期) 千海 華蘭…

コロナと物価高と舞台製作事情

つい先日、知人が製作に絡む舞台を観劇してきた。中劇場作品でかなり凝った演出に感動した。 舞台装置はよくある白い壁とか白い箱を組み合わせて場面転換するやつ…に一見思えて、実は大変意図的にそれらを使い随所に工夫がされていて、映像や光、照明を上手…

エルピディイオを観た感想(2)君は薔薇より美しい

観劇の感想を書こうと記憶を呼び起こすと、私にはフィナーレの白い美しすぎるお衣装に身を包んだ鳳月 杏しか浮かんでこない。 けしからん。 あの表情が出る ちなつさんは主にフィナーレ群舞などでイケない顔をするが、今回のように真ん中でクールに踊る場合…