隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

宝塚とわたしと

ブランドと歴史って大事

FF16 公演の中止・順延ばなしがまことしやかにささやかれているが、一段落感があってからお稽古にはいらないと、こちらとしても拍手を送りづらいわけで。ヅカ好きの古参マダムほどFF16どころかシリーズも知らないんじゃないのかなあ~~なんて思うのだけれど…

初めて経験する『声』

OGのなかには、これまでの間、ファンが「そこまでいわなくても」とちょっと引くほどの現役時代の生々しい内情に触れた話をエピソードとして披露した人もいた。そういうことには私もファンのはしくれとして想像できるし、なんだかんだ内情ばなしはきいてみた…

花組お披露目公演発表と『一番好きな演目はなに?』

先日、友人との会話で。「いちばん好きな演目はなに?私はねぇ~、『グランドホテル』かな!」とたずねられた。 えーと。 即答できなかった。グランドホテルは私も大好きで、そもそも小説にしろ漫画にしろ舞台にしろ、とにかくやけにやたらに魅力的なのが・…

ひまりとほのか、みちるとじゅり

キャンキャンうるさい方=野々花ひまり あざといチアリーダー=小桜ほのか 小柄なワイフ=彩みちる けなげな片思い=天紫珠李…私の中の、各娘役が演じるとハマるキャライメージ。演じるキャラ属性(ご本人の性格とか資質とは一切関係ない)がしっくりくるの…

さよならみなさま~みんな月からかえっていく

月城 かなと 海乃 美月 麗 泉里 空城 ゆう 彩音 星凪 一星 慧 まのあ 澪2024年7月7日(月組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団 七夕に去るなんてまあ、月組らしくって なんて会話が界隈で何百回かそこらされるに違いない。 まず 各組ジェンヌの顔と名前が全…

月組の”いま”と”これから”

月組「G.O.A.T」を配信視聴した。 同日2回公演の両方ともをライブ配信する、ということで、当初はそこそこ両方観る気もあり、だいぶ迷ったが、結局昼公演を観てある程度満足して、午後公演の視聴はやめた。 この日はテニス全豪オープンのダブルス、車いすテ…

新人公演の非公開化について考えた

いま一度、新人公演のライブ配信をやめることについての検討はアリなのかもしれないと思った話。 これまでの話 2021年 雪組 東京宝塚劇場『CITY HUNTER』が、新人公演の全編ライブ配信としては初だった。 これの背景には新型コロナウィルスの世界的流行があ…

年末年始あれこれ

スカステのない年末年始は、余計な情報がはいってこなくてすこやかであった。 宙組も一応番組に出られたようで、よかったなと思う。この組を排除しようとすると、その問題は他の組も全部抱えているわけだし、それを責めるファン側も抱えているわけで、やめて…

退団と卒業

ひっそりと、宙組から2名が予定通りに退団していったようだ。 卒業であったはずなのに。彼らに「卒業式」は用意されなかった。そのことが少し悲しい。 優希しおんさん、花宮沙羅さん両名の今後が明るい日々でありますように。歌劇団のホームページをみると既…

2023年のヅカ観劇は、もう記憶の彼方

最後に劇場観劇をしたのは、なんであったっけ……ともはや記憶があいまいである。 事件のことでいっぱいかといえばまったくそうではない。そちらについてももう、気持ちが遠のいている。パワハラが法的に認定できなさそうなこと、それゆえに謝罪要求というのが…

感情論が「ウケる」という愚かさを自省する

現在、仕事上で人を指導する立場にある。 一人は自分より年長の中年男性、一人は若い20代の新人女性。日々、こちらの言動がハラスメントにあたらないか内心びくびくすることもある。 全員調べたらいい 最初の双方会見時にすぐにそれに気が付いたけれども、ハ…

一方そのころ汐留は。

やっとたどり着いた年末師走。忙しい。先日バリッバリの汐留のわりとお偉い方と知り合いになったので…ちょっと話をきいた。汐留といえば、日本一といってもいい某広告代理店○通。 24時間たたかえますか… そういうノリであった日々から、ある悲劇がきっかけで…

事実と現実の乖離

少し経って思うことには。 ひとりがひとりに悪意なく「がんばれ」と言った。言われた方は心身ともに疲弊していて、その「がんばれ」がキツかった。 これを聞き取り調査したらハラスメントには当たらないだろう。言った方も、こんな声をかけたのはこのたった…

事実と現実の乖離

少し経って思うことには。 ひとりがひとりに悪意なく「がんばれ」と言った。言われた方は心身ともに疲弊していて、その「がんばれ」がキツかった。 これを聞き取り調査したらハラスメントには当たらないだろう。言った方も、こんな声をかけたのはこのたった…

喋りがうまいことより大事なことがある

会見。たぶん多くのファン、ファンでない人含めて「……?」ていう…満足した納得したというほどの力があったかというとどうなんだろう、と私は感じた。 ただ、たぶん多くの人が比較的批判よりのお気持ちを表明したくなるような会見だったのではないかと私はと…

三人旅の一人乞食

歌劇団や阪急に対して「なぜ訴えないのか!」と憤っているファンが結構目に付く。 それを見るたびに日本の法制度は「訴えさせないマン」なんだよと言いたくなる。 基本は訴えることができない仕組みになっているといっても過言ではない 私が、日本ってだれか…

もしも弊社社長がトップスターだったら

きっと歌やダンスはいまいちなれど、カリスマ性と人気はある生え抜きトップ(もしくは初代トップ※創業者社長だから)ってところかなぁ。うちの社長は情に厚い自慢できる人だが、糞頑固なところや理屈無視のこだわりや、マスコミのことは疑うがマスコミを疑え…

羽山紀代美先生の訃報と音楽学校110周年

そのニュースがあまりに個人的なものから拡散していたので、情報の取り扱いについて慎重になったものの… 残念ながら事実ということで、大変なショックだった。羽山紀代美先生。かけがえのない、唯一無二の振付師。 公式で何らかの告知があるまでは、と思って…

公式が放つゴシップ砲

かつて日本のアイドルちゃん女優ちゃん二枚目俳優君たちは、映画主演前に宣伝目的でスキャンダル…でっち上げの恋愛ゴシップなどで話題を集め、テレビのワイドショーや新聞、週刊誌に露出するという売り方が当たり前だったという。私の子供時代はまだこれらが…

2022年に使ったタカラヅカ関連費用

スカステをいつ辞めようか、タイミングをはかっている。 スカステって… ある時期は、ほぼ一日中つけっぱになっていることもあるスカステ。一方でここ数か月はほとんど観ていないなぁ、なんてことも。この2022年~2023年の年末年始特番、正直それまでの数年よ…

芸術に関する誤解と偏見と

私の10代。現役合格で東京の美大に進学した。 最も絵を描いていたのは受験期までで、進学した美大は、中に入ってみなければ想像もつかない世界だった。 大学で学んだ結果、 「デザインは理数系のアタマがないとできないぞ」とシンプルな事実に気づく。バラン…

2022年の観劇歴

2022年、振り返ってみれば、三が日の花組本公演を観劇初めにしていたのだ。観劇歴だけを観ると、それなりにあっという間の12か月を過ごした。 2022年はこれだけの舞台を生観劇した 宝塚のチケットは、友会から。たまにイープラスとカード関係の抽選。花組 『…

父の言葉と、エンタメとの付き合い方

先日、久しぶりに会った父に「円安はまだまだ終わらないかね。というか、円がまた上がることはあるのだろうか?」ときいてみたところ「円は弱くなったから、強くなる要素が何もないから、もうあがらないよ」と一刀両断だった。 そのあとに続いた父の言葉は大…

タカラヅカの男役には思春期がある(気がする)

月組が上級生から下級生まで、なんだか面白いなあ、個々のジェンヌさんのことを、もうちょっと覚えたいなあって感想が増していったのは、数年前から。先日の月組観劇で、多くのタカラジェンヌが公演ごとに大きく変わっていっている過渡期なんだな、なんたっ…

タカラヅカと私と。2021年は楽しかった。

大晦日は年末の片付けなど終えてゆっくりすべき日なんだけれど、あとちょい、気になるところだけ片付け。普段、歌劇もグラフも買わないようにしているのだけれど(あんまり興味ない…)、それでもたまに購入したものは…、え、これほんとどうやって捨てるの? …

静かにハイスピードで新陳代謝するタカラヅカ

8月、月組千秋楽以降入院していたので、ちょっと宝塚歌劇、観劇もお休みしていた。 元々予定していた、ちょっと炎症を起こしていたできもものを取る ていうような手術だったので私の入院自体は穏やかかつ平和なものだったけれども、大部屋あるあるというか…

「かげきしょうじょ!」と「かげきしょうじょ!!」と「ライジング!」

今年、アニメ化もされてすっかり認知度のあがった「かげきしょうじょ!!」 私はこの漫画の黎明期からのファンであった。ただ最近はまったく推していない。 先が長そうなので… こりゃあ、コミックス40巻越えもあるであろう、と感じて、「かげきしょうじょ!…

玉虫色の好き嫌い

タカラヅカのファンの、産まれてきた際の肉体的男女比をいえば、圧倒的に女が多い。 実際に各々どんな性自認でそれがそれぞれのヅカへの愛情とどんな関係や影響があるのかはわからない。私の好き嫌い傾向はこう。傾向であって、嫌いなものも時に萌えることも…

演技力が高いジェンヌは誰だ

ところで演技力って何でしょうか。 心が表現できている?いいえ、心なんて誰にも見えません。役の心を表現する・観客に伝える為にはそれとわかる身体や声の使い方があり、それは細かく技術として明確に定義されており、それらができているかどうかで案外、プ…

2020年、観劇と日常と

あっという間の2020年でした。元々は、5組全組をいちど生観劇したい、できるならば雪組の望海風斗の生歌を浴びてみたい… そんなきっかけで、タカラヅカ生観劇をはじめました。 「はばたけ黄金の翼よ」は大劇場の本公演ではなかったから、“全組生観劇″にはノ…