確かにこれは他の組のファンが嫉妬するかもね、というとても出来のいいミュージカル作品で、特に素晴らしい楽曲に思わず何度も涙がこぼれました。
昨日は星組、今日は月組という2日連続観劇だった訳ですけども、いやこれどう考えても月組のがいい。
星組の本公演はよくも悪くもタカラヅカ という演目。ファンの度合いで満足度が大きく変わる内容。
ダメとか悪いとかでなく、あれこそ娯楽ザ・タカラヅカ。とにかくギラギラしとるし（褒め言葉）。
月組の本公演は万人向けのミュージカル。それが宝塚でなおよし、月組でさらに良しって感じ。
舞台のどこを観ていても物語があって楽しいし、とにっかく楽曲がいい。ファン度合い関係なく楽しめる。
誰の贔屓でもない私も、この芝居をしたカンパニーのファンになったよ。あ、月組か。
それにしても各ジェンヌが、あてがきなの？というくらいよかった。
主演のトップコンビを除いて印象に残ったのは…と思ったけど皆それぞれよくてキリがない。
1. ホテルのフロント係フェリックス・モーザー…風間 柚乃
2. 父親役ヴォルフガング・エードラー…鳳月杏
3. エマのマネージャーリチャード・ラッティンガー…月城かなと
思い返した順番がこの3人。
月城かなとさん、美しかった〜。そしてめちゃくちゃ充実していた。
鳳月杏さん。この人のおかげで上質なコメディにもなり、あたたかい家族の物語に色がついてる。
そして風間柚乃さん。
生でじっくり観たかったんだー。髪の色がめっちゃ似合ってカッコ良くて、役柄もおいしい。パーフェクト過ぎ。
あと、見映えがしたのが中盤から登場の
フットボールスターのパブロ・ガルシア…暁千星
スター役だったんだけどめっちゃオーラとオラ感とまさかの恋模様で、目を引きました。
フィナーレで、トップたちが羽根背負って締めようってときまで、暁千星さんと風間柚乃さんは役柄になりきりなんかはじまりそうにいちゃついてた。
母親役の海乃美月さんも大活躍でした。
主要な役はとにかくみんな見せ場がありますし、脇役も生き生きしています。
ミス・ツヴィックル役の白雪さち花ちゃんも、い〜い声とルックスではまってました。
書ききれないくらい、みんないい。そう思わせてくれる芝居。
特に心に響いた各楽曲。
オレのナマエは〜♪そうしがないナンタラさ〜♪
みたいな説明セリフ臭い曲なんてひとつもない。
全部いいのがすごいよね。
正直、記者会見でのお披露目観ても全くピンとこなかったんだけど…
で、主演のトップコンビ。
珠城りょう、ひとまわり以上細くなったような。
ヒロインと2人、仁王立ちというか、並んで立って会話するというシーンが何度かあったけれども、役柄を踏まえているのか、珠城りょうのジョージはいつもまっすぐ立っていて、腰の位置が高くて脚がきれい。
美園さくらはもっと細いのにきれいに歌い上げて、何故か主演の2人がデュエットで歌うと、涙が溢れてきてしまうくらい胸に迫るものがありました。
あ、あとマッチョに乗っての客席降りのとき、髪の毛を前髪上に縛って、きみどり色のジャージに下はグレーの、髪の金髪度強い男役の子が、6、7列め20番あたりに降りてくるのだけど、
めっちゃ誰だろって気になりましたが知るすべがなく…
よかったなぁ。
私は6列目真ん中よりという超良席で観れたので、本当にいい体験ができた。
そういや、立ち見もでてたな。
宝塚歌劇を観に行って、この作品に出会えてよかったし、月組がよかったし、トップコンビが良かったし、
ああ、幸せ。
そう思えた観劇となりましたよ。
また観たいなぁ、I AM FROM AUSTRIA〜
追加
やっぱりラテンのシーンはあった。
にほんブログ村