ムラで大劇場公演、宙組を観劇したときにしみじみ感じた、座席の話。
今回私はSS席中央寄り通路寄り、前から2列目という超良席が抽選で当たりました。
SS席は、月組IAFAを観劇したときの6列目以来。
貸切公演の価値は、一般人に等しくSS席の当選があり得るということですよね〜
結論からいうと、この「SS席中央寄り3列目内」のエリアは、それ以外とは別モノで、SS席6列目とも違う という恐ろしい現実を知ることになりました。
まず勘違いではなくバンバン、スターさん達と目が合う。
見つめられる。
微笑まれる。
バキュンされるし。
ショーの最中、目があったな、と思った銀橋スターさんに拍手するとウィンクくれるし。
客席降りの恩恵も受けられるし、そうでなくとも間近でたっぷり堪能できる。
トップスターの奥歯までみられるよ。
通るたびに舞台化粧のお粉の香りがふわふわ、すっごく香りますし。
さながら、ハーレムの踊り子さんにアッピールされまくりの殿様気分。
6列目のときはただただ舞台が近くて観やすいなぁ、視界いっぱい楽しいなぁ
という普通の観劇の感想を抱いたけれど、タカラヅカの2列目の感想は、別のサービス業で楽しんじゃった感じ
というなんとも表現しがたい体験のものとなりました。
ほんとこの最前アリアで受けられるジェンヌたちからのアッピールは、そういうサービスのお店みたいな感覚。
もし仮に贔屓にされたらチップはずんじゃう。
舞台を堪能したいのなら、他のエリアの見通しがいい席の方がいい。
歌舞伎の最前中央エリアは何度も座ったことあるけれど、基本的に客は見えてない振る舞いをする。
絡む演出以外では当たり前の如く、あからさまに視線は受け止めないようにされていると思う。
タカラヅカは逆で、出来るだけ視線を拾うね。
そして最前エリアには意図的に視線や笑顔やウィンクやらを配る。
もし機会があるのなら、絶対に一度は経験すべきと思う。
けれど、一度きりの体験にしてしまうのは不幸。
贔屓のいない私でも
その日まで宙組?誰?
て言っていた私でも
沼に沈むね。