隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

「○期推し」という概念がぴんとこない理由

今年、観劇デビューに伴っていまどきの人気ヅカブログを色々よみあさってみている日々なんですが、
おもしろいですね、なんていうか割とみんな辛らつで、一定の客観性を保ちつつ贔屓に極甘で。

で、へええ、と思ったのが95期推しの記事と、89期ラブな話と、それぞれ○期と取り上げる視点。
これ、ここ10年だと思うんですよね。
それこそ例の音楽学校の不祥事の一件から、宝塚の生徒には「○期」という学年があるんだってことが
広く認知されたのだと思います。私自身がそうだっただけかもだけど。。。

それまでは、圧倒的に「研○」とジェンヌたちを呼んでいたと思う。
もちろん○期生というくくりがあることはコアなファンは知っていたと思うけれど。
こんなにヅカファンにも浸透はしていなかったと思うなあ。

かの天海祐希は「研7でトップになった唯一のスター」てことはファンなら知っているけれど、彼女が何期生かすぐに出てくる人は、だいぶ沼の底のひとたちですよ。
エーそんなことないっていう人、あなたは沼底の住人です。

いまだと、粒ぞろいの95期がなにかと話題になるけれども、私はこの95期を推すことについて、
全方向に一ミリも価値を感じません。

タカラジェンヌ音楽学校入学時、卒業時、そして研5までの試験と、ずっと成績順に並べられます。
けれど音楽学校の文化祭から既に抜擢ははじまっていて、
入団以降、並べ比べられていた同期生40人はそれぞれの理由でどんどん減っていき、
成績順と関係なく、「路線」に上がる子とそうでない子と別れていく。スター性にかなうものはなし。

抜擢を期で縛ることなんてナンセンスです。新しいトップの期が被ったのは完全に偶然と思います。
話題性はないです。95期生同士!だなんて言われてもディープなファン以外通じない言葉ですし。

また、内部評価が同じくらいの子がほかの近い期にいたとして、劇団側が95期かそうでないかで上げ下げをしていたらどうでしょう。
やる気なくすなんてもんじゃないよね。
外部にアピールはしないし、内部にとっても無意味な贔屓のしかたなわけですよ。○期推しってのは。
ファンの夢でしかないんですね。



にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村