隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

いろいろな予想がはじまる次期体制

花組:2020年から新トップコンビ
月組:2021年から新トップコンビ
雪組:2021年から新トップコンビ
星組:2020年から新トップコンビ
宙組:2020-21年、再婚?新トップは2022年から?

妥当な人事、順番通り がファンは好き

りょう君の会見から雪組ワンス千秋楽生中継に沸き、そんなこんなしてる間に潤花さんの異動と、さくらちゃんの退団が発表されました。
美園さくら退団は皆予想してた通りですね。

私は、珠城りょうさんの会見時の「1月に伝えた、驚いていた」のこれだけの言葉から予想する美園さくらさんの心情についてちょっと妄想しました。
珠城りょうというトップスターの去就は隣で芝居する劇団員にも読めないことの一つだったと思うんです。超長期もありうる若き人材で。
だからさくらちゃんは「おどろいた」のだと思います。
この時点で彼女自身、自分の卒業時期を考えていたのか?というと、それはもう就任時点で、トップスターとトップ娘役の立場になる方は、考えるでしょう。
具体的にいつまでときっぱり決められなくても、大体どれくらいかなとは考えていたと思います。ケガや病気や妊娠がない限り、トップ娘役はトップスターの去就によって調整されるようですしね。
さくらちゃんは添い遂げようと初めから決めていたということで、会見でさくらちゃんがお話しされた、球城りょうさんとのやりとりは、安寿ミラ森奈みはるのやりとりを彷彿とさせましたね~。

トップコンビは「カップル」扱いされる

安寿ミラさんはいま、振付家としても宝塚で大活躍されています。
花組大浦みずきさんの系統を継ぐダンスが最大の魅力。大浦みずき安寿ミラがいたこの時代が「ダンスの花組」といわれ、これが気に入ったファンが「●●の●組」を全組に付け、さらに現代までこじつけひっぱり伝統のように語られていますがただの偏愛(話がそれましたが、私はもう少し自由にさせてやったら、と思う。今度のトップは「ダンスの花組」にふさわしくない!とか無根拠な批判が生まれるし…)。

あの当時は宙組誕生前でありました。そして、全組のトップスターが羨ましがったといわれるヅカ歴史に残る名トップ娘役、白城あやかがいました。
森奈みはるも何でもできる優れた娘役であったけれど、白城あやかがまぶしすぎて、安寿ミラ白城あやか好きだったものだから、花組トップコンビ不仲説につながりましたっけ。
そして安寿ミラ退団の際に、森奈みはるもまた「添い遂げが夢だったから」と同時退団を希望したものの、安寿ミラが「あなたの人生なのだから」と諭した話があり、これを「不仲だから…」と受け取る一部ファンがいましたねぇ。
安寿ミラ森奈みはるは退団後も交流があり、一部ファンは気に入らなかったかもしれないけれども、お二人ともとても相手に礼儀をつくすきちんとした方たちだった。
アンチ月トップの方は今も同じ不仲説をいってて笑えるけども、本当に我々ファンは身勝手ですね。

そして、娘役ってさあ、「トップ娘役」に求められる娘役芸て、「添い遂げる」がある(求められる)よね、と今回しみじみ感じた。

あたたかい言葉

実際の人間関係は外野のファンごときが、想像や妄想で口にすることではないと思っています。傷つけかねないしね。
しかし、基本的に常に同じ役者の二人が常に恋愛を描く宝塚歌劇においては、どうしたって相性や性格やスキキライが影響しそうです。
時にサイコパスといわれる宝塚の人事、月組人事において、もしかしたらトップコンビ「カップル」の性格的なスキキライの相性を最優先していたとしたら、ファンが外からみていたら「サイコパス」な人事にみえるかもしれない。でも実際はジェンヌさん同士の気持ちを最優先していたとしたらなかなか、熱い人事だなと。

共にコンビとして戦ってきた若い後輩の、役者として、タカラジェンヌとしての人生を慮り「あなたの人生なのだから、私の退団に添い遂げるなんて義務はないんだよ」と言ってあげられるトップスターのことばはとてもとても、相手をおもいやるあたたかで誠実な言葉だと思います。
トップコンビお二人の、退団を打ち明ける際のやり取りは、そのなかのほんの一言二言のみが会見で披露されていますが、きっと色々な思いを語られているのでは、と思います。
「添い遂げられる方」のトップスターの心情もそれはそれは大変なものと思います。ご存知の通り、タカラヅカの外の世界はより厳しいわけですし。

雪・月両組のトップコンビ退団は、それぞれの気持ちがあふれていて鮮やかな会見に映りました。どっちも、娘役の方がしゃきっとしてるところが頼もしい。

トップとともに大きく変わっていく各組

2019-20年に交代した星・花両組のトップ後任人事は、意表をついたものではなく、ファンの予想通りとなりました。しかしそれでもまだ落ち着かないし慣れてない、新鮮な顔。
どちらもお披露目公演が新型コロナの影響を大きく受けているので、残念ながら存在感が薄くなってしまいました。
ファンとの結びつきが儀式的なタカラヅカにおいて、ファンの前に出られないのは厳しい状況。

2020年-2021年の秋冬~トップスター退団があるということは、21年冬~春にお披露目がある。
トップスターの退団は、ほぼ毎年おこなわれるのがタカラヅカであります。
akadaruma.hateblo.jp

いまのところ、2021年中に退団発表があると予想されているのは宙組トップコンビの両方またはいずれか、そして花組トップ娘。
新コロナ渦がそう簡単には収まらないとなると、派手に退団興行をしかけても上演できない可能性が高いし、
何より誰もが、春以降は楽観視しているけれども、世界状況と、それに影響される日本の景気など楽観視できない状況から、
今年の夏以降はのほほんと芝居見物できると思い込んでいることが、とんだ皮算用になるやも。

来年、また来年

2020年雪組トップと2021年の月組トップ退団は確定しています。そして、ファンからある種の期待を持って次に「いつ退団するの」というプレッシャーがかかる宙組は、早ければ2021年末ー2022年の本公演に退団の気配。

そして2022年は、いまお披露目公演、という花組星組の若き二人に、退団フラグが立ちはじめる。巡りますねぇ。

その頃の各組2,3番手には以下のメンバーが順当に上がっていると期待して(されて)います。
花組)聖乃 あすか
月組)風間 柚乃
雪組)縣 千
星組)極美 慎
宙組)風色 日向

2025年の日本国際博覧会アンバサダーに選出されたジェンヌたちですね。

先のことはわからないし、5年未来のことは当人だって何ら保証できないと思いますので過度な期待は禁物ですし、
アンバサダー=トップ候補ではありません。しかし、推しの子たちであることは一目瞭然。

5年後の彼女たちが満員の劇場で笑顔でいるところを、私は観たい。
そういう日々が誰のもとにもやってきますように。



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