隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

「時間」がある、史上初かもしれない退団トップ、望海風斗

昨日はスカステで、
「望海風斗 MEGA LIVE TOUR『NOW! ZOOM ME!!』特別企画 井上芳雄×望海風斗 Dream Collaboration」
の初回放送でした。

事前に配信されていた楽曲はもちろん即購入していました。てっきり、これらの歌唱の様子が見られるかと思いきや、
番組はお二人のトーク中心。ラジオ等で慣れている井上芳雄さんが実に自然に回して、だいもんから言葉を引き出してました。
そこで、退団は決まっているけれど退団日が決まっていないこの不思議な状況についても触れてました。

内々にはある程度予定を組んで入るだろうけれど○日というラストデイは、公演スケジュール次第なのでまだまだ最終決定されなさそうというか、ぎりぎりまで前後する可能性がありそう。
熱心なファンクラブの白装束が埋め尽くす例のアレはもしかしたら、というかたぶん、NGかもですねぇ。

もともとのスケジュールだと、10月11日に、雪組トップコンビはサヨナラの予定でした。あと一か月ちょっとでサヨナラだったなんて。
あらためて、激動の2020年の渦中にあり、それは2021年以降も続くのだという見通し。感染症というものはたとえ、最強のワクチンが完成しようとも、対策は永遠に続いていかねばならないという性質を持つ。そしてまたこういう感染症は、いつでも起こるんだということを自覚させてくれた。今後は一体どうなるんだろう…。

退団一か月くらい前のトップさんといえば、宝塚公演を無事終えて、東京公演がはじまって、水面下では退団後のあれこれの段取りもあるだろうし、20年近い宝塚生活のお片付けなどもあるだろうし、ファンサービス機会もこれでもかと組まれ、多忙ここに極まれりなわけで、みるみるやせ細っていくのが見て取れる、そんな時期。

ところがだいもんは、このステイ状態。
その、ヒョウタンからコマ状態で、スカステを中心にきっとこんなことがなければ見られなかったろう企画や、ラジオ体操なんかも含めて、我々にみせてくれるなんて副産物も生まれてますが、一時期はコンサートの行方も見通せなかったわけで、さぞ色々なことを考え思われただろうと思う。

月組の本公演スケジュールも動いているし、コンサートの次はいよいよ退団公演の動きが活発化するのだろうけれど、
…と思っていたらスケジュールが更新

雪組『f f f -フォルティッシッシモ-』『シルクロード~盗賊と宝石~』
2021年1月1日(金)~2月8日(月) 宝塚大劇場
2021年2月26日(金)~4月11日(日) 東京宝塚劇場

星組ロミオとジュリエット
2021年2月12日(金)~3月29日(月) 宝塚大劇場
2021年4月16日(金)~5月23日(日) 東京宝塚劇場

花組アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』
2021年4月2日(金)~5月10日(月) 宝塚大劇場
2021年5月28日(金)~7月4日(日) 東京宝塚劇場

月組『桜嵐記(おうらんき)』『Dream Chaser』
2021年5月14日(金)~6月21日(月) 宝塚大劇場
2021年7月9日(金)~8月15日(日) 東京宝塚劇場

改めて考えてみると、2020-21の年間予定が2021年夏まで伸びるということの、今後の影響が
いかに大きくなり得るかを実感します。卒業制度があるタカラヅカだから…

公演の無事と、この怒涛の流れの中で最初に退団を迎える望海風斗&真彩希帆コンビの、無事の船出を祈ります。
とにかく充実で幸せであってほしい。