隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

2020年、観劇と日常と

あっという間の2020年でした。

元々は、5組全組をいちど生観劇したい、できるならば雪組の望海風斗の生歌を浴びてみたい…
そんなきっかけで、タカラヅカ生観劇をはじめました。
「はばたけ黄金の翼よ」は大劇場の本公演ではなかったから、“全組生観劇″にはノーカン…などと思いつつ、ずるずると次また次と、チケットがなんとか手に入るならばとムラへも出かけていきました。

そして、一度全ての組を観たい(観られればそれで満足)と思っていた気持ちは何処へやら。
友の会にも入って、でもチケットなぞ当たる気配はなく……。
私の観劇はもっぱらクレジットカードの貸切とチケットガイドの貸切公演が頼り。
それでもまた観たい、という気持ちは萎えることがありませんでした。

でもずっと、格別な贔屓はできなかった。きっかけとなった望海風斗に対しても、生で観ても好きになったけれど特別にのめり込むというわけではなく。いや、めちゃくちゃ顔も姿も大好きで、歌はiTunesで買いまくりましたし、100曲ぶんの記念DVDのやつも購入しましたけれど…

沼オチという表現にぴったりくるのは、やはりこの年末に何度も観る機会を得た月組。珠城りょうそして月城かなと。
ここはたま沼なのかれいこ沼なのか…ふたつが繋がったひょうたん型のたまれい沼かな…
観る度に違う一面に魅せられました。ある日は芝居、ある日は立ち姿、ある日はダンス…そうして観ているうちに、舞台写真を買ってしまうまで好きになってしまいました。

2020年、宝塚に限らず、劇場・劇団関係は困難な年だったと思いますが、宝塚歌劇についていうと、雪組ワンスのスカステ千穐楽生中継や、その後の舞台ライブ配信実施によって、私のような一般人にとってはこれまで以上に観劇の機会が増えることになり、正直なところありがたく感じる点もありました。
映画館でのライブ配信と自宅で観られるライブ配信は、随分と違うもので、自宅でライブ配信が楽しめる喜びはコロナ禍にあって、怪我の功名。もうこれ無しではヅカファンは耐えられない身体になってしまったよね。

はじめて特定の組・ジェンヌにハマって気づいたことがある

30年ほどTV観劇でゆるくタカラヅカを細く愛してきた身にとって、何で今こんなに珠城りょう、月城かなとにそれぞれ心奪われたのか。

実の所2020年、最も感動した舞台は、ダントツで真彩希帆MSでした。これは、つい先日放送のクロニクルのダイジェストですら、涙が出てくる、本当に魂のステージだった。

しかしながら私にとって、真彩ちゃんとだいもんは、大好きだけれども彼女たちの歌手としての面の方をより愛してしまった、という側面があり。

宝塚トップスターとして本当に好きになったのは、最終的に、珠城りょう。そして月城かなとに。この月組トップ1.2コンビについては、タカラヅカのスターとして。特に珠城りょうはいま、完璧なるタカラヅカのスターとして輝いていて、本当に美しい。
月組全体がいい、という点もトップの2人がよりよく見えた一因。

退団まで見守りたい、なんて気持ちを抱くなんてほんと私にしてみれば青天の霹靂である。

そんな、思いもよらず今更より深くハマってしまうという、2020年の終わり。

2021年は一体どのような年となるのか想像もつきませんが、すべての人にとって、よりよい日々となるよう、そして退団するジェンヌさん、更に成長してスターとして輝こうという若きジェンヌさんたちに、明日の舞台の幕があがると信じられる日々が来るよう、そしてそして、そんな舞台を楽しく観られるような日常がありますよう祈っています。

皆さまよいお年を。そして2021年もどうぞよろしくお願いいたします。


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