ニュースが入ってきたときは驚いたけれども、そうかぁ、と。
1番最近の、ライブ配信で観劇できたシラノがあんまりに良過ぎて、経験の差はこんなにも大きいのかと目を見張ったし、シラノの魅力的な様子やフィナーレのデュエダンまで、本当にときめきました。
偉大なるトップオブトップ。
雪組の人
退団会見はニュース記事の情報のみだけれど(スカステ楽しみ)、実に潔い、カッコ良過ぎませんかね。
轟悠さんがトップになってから、辞めずに残るって本当に驚いた事だった。その時代で既に、春日野八千代さんが唯一無二であって、特別であって、そんな事あるのか!と。
ご本人がいかに悩んで決めた事だったかにも触れられていたけれど、
「雪組生として退団するのでなければ大劇場の大階段は降りない」
※大意
かっっ…こいいいい!!
この覚悟を、専科異動時に持っていたわけですよね。それからずっと、望まれた立ち位置や役割を見事に全うされたのだと。
そして、過ごしたタカラヅカ人生が1番長いのは専科時代なのに「雪組」と口にされたのにちょっとときめいた。自分が◯組(出身)ていう思いは、ファンが思う以上に強いものなのでしょうねぇ。
ちょっと愚痴
ご贔屓トップがいるファン達が、理事降臨公演に対し「ご贔屓の主演チャンスを“潰された“」と散々SNSで愚痴っていたのを、私は忘れられません。特に雪組だいもんの凱旋門。
ファンとはこんなにも心が狭いのかと。
そしてそんな事を愚痴ってたファンはいま一斉に轟悠退団を嘆いて寂しがっている。
そりゃ劇団も釘を刺したくなるわ。
ただこれらの様子をみていて、もしかして…?と思ったのが、ヅカファンの一部の方々は、主演が1番上とかいちばん重要って思っているのかな…?
そんな単純なものじゃないよな。
轟悠のルキーニ
ウィーンのスタッフに、1人だけ男性がいると言わしめた最高のルキーニ。
ここ最近の主演は複雑な青年のような役が多かったけれども、こういう悪い役をまた観たかったな、DSでやらんかな。
はっとするほどいつも若い
轟悠の舞台はいつも主演を務められていたこともあり、役の年齢が基本的に若い。そしてそれを演じられる轟悠っていっつも、ものすごく若々しくってドキッとした。
チェ・ゲバラもまず若いし凱旋門もまず若いの。青年が舞台にいるの。
そして、タカスペやDSでは華やかなショーの装いをみせてくれていたけれど、シラノのデュエダンは驚きましたねぇ。
物語では結ばれなかったシラノのフィナーレに相応しい夢夢しさであったけれど、残りわずかな機会に踊ってくれてみせてくれたのかな。