隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

サヨナラする、その前に~珠城りょうのバウ公演

以前から楽しみにしていたライブ配信
午前11時くらいからそわそわしていました。SNSを観るとこのチケット難のバウ公演も、複数回観劇している人いますよねぇ。
チケットっていったいどこにあるんだろう…。

特別な公演

バウホールでお芝居がしたい、の意味がよくわかる、よい公演だったしバウホール公演にぴったりの芝居だった。
原作の有栖川有栖先生のことが高校生くらいからファンで、今回の公演は私にとっては、原作のファンであり月組ファンであり、もう楽しみでしかなかった。
すっかり忘れていたけれどこの原作、発売当時に購入していて、時代は1998年くらいだったか。劇中はガラケーと、霊媒師関連の懐かしい名前くらいで時代を感じたけれども特に気になるところもなくとても自然なまとまり。ミステリを舞台でうまくまとめるのは結構難しいと思うのだけれど、舞台としてもすごく面白くて、「また観たい」と思わせる舞台だった。

珠城りょう 楽しそう

生き生きしてましたねぇ。そしてとても美しかった。
気になったのは、メイクが役柄に合わせているので眉がきりっとしているんだけれど、表情。いままでのお芝居ではあまり見たことのなかった「幽
霊の刑事」という役柄のためなのか、見たことない表情をしていてすっごくハッとした。
表情をつくるって多分すごく難しいことなんだと、舞台を観ていると思うことなんだけれども、この辺が珠城りょうは豊か。
動きもすごくきびきびしてて、劇中のダンスなんか地に足についてないくらい、跳ねてましたねえ。

あの歌は卑怯

劇中歌。公園でギターを奏でるストリートミュージシャンが歌いはじめたときに、あ、この曲…と思ったけれども、雲井さんと愛ちゃんが歌いだしたところで我慢できなくなり、珠城りょうが出てきて歌い始めたところでもう、涙で画面がみえなくなりました。
よりによってあの選曲……、なんてことなの。
切手のないおくりもの

想いを伝える機会

珠城りょうは苦労に見合う幸運が訪れているのかなと思う。
「わたしから あなたへ この歌をおくろう」
と言う歌詞からはじまるこの名曲はどんな台詞よりも胸に迫る。
想いをファンへ、共演者へ、劇場へと相互に伝え合う場面、それもこの作品で。とてもしっくり来て泣いてしまった、こんなの我慢できない。特にファンでなくとも自分の中のいろんな思いが甦りあれこれと胸が熱くなるような、そんな名シーンだった。え、これタカラヅカだよね…

足が長いよ鳳月杏

登場時に「足、なが!」と思わず声がでた。股下の長いこと長いこと…。
ちなつさんは華がある。この早川という役は、変わったキャラではあるものの、地味というか素朴な人柄。愛され系というのがわかる好感度の高さ。
珠城りょう演じる神崎を、幽霊扱いしつつ、彼だけには見聞きできるのだからそこにいるものとして普通に接したくもなるし、難しい役。
しかし珠城りょうも鳳月杏も、滑舌がよいのが本当に美点で、早口の掛け合いも実によく、さすが月組

みんなかわいい月組

アンコキナコモチコに副所長の漆原も含めみんなかわいい!きれい!
見とれてしまいました。婦人警官組も、個々に個性発揮されていて、モブ芝居も面白くて、好き!
ミステリの物語の筋をわかりやすく進めつつ、お芝居ならではの要素も散らばっていて大変見ごたえがあった。
フィナーレのダンスもよくて、とくにプレさよなららしい、珠城りょうが周囲を見渡す場面ではまた涙、涙。

さち花ねえさん これぞ別格

マダムXというスリの婆の役が、これほど鮮やかだとは。白雪さち花は、各組の別格上級生娘役の中でも特に上品で芝居上手、歌上手な方ですが、こういう汚れた役をこんなにも素晴らしい表現でみせてくれて、専科の域。
普段はきれいなおねえさんなので、別人のようでした。こういうお役の声色もメイクも、実に生き生きとお芝居されていて。

みんな楽しそう

そう、みんな楽しそうでしたねー。
大劇場は大き過ぎるし客席遠いものね。なんかほんとに久しぶりにしっかりとお芝居を観たなと感じた。
先日のダル・レークは、久しぶりに濃い宝塚を堪能したなという感じでしたが。
主な配役に並んでいた役を演じたジェンヌたち皆、本当に生き生きと芝居していたし、演出もしっくり。
専科のお2人にもホロリとして、劇団月組というカンパニーのまとまりを感じた。
できれば劇場で堪能したかった〜

これが終われば月組はいよいよ卒業公演かぁ。
半年予定がのびたのなんて最早信じられないが、よい公演になるといい。

世の中のウエクミ株が高騰し過ぎていてちょっと怖い。否定的な劇評が許されないような(理解できない方がバカみたいな)状況にこっちが怯むが、期待値はやはりあがってしまうもので。無事幕があがりますように。

そして最後に、幽霊刑事、このバウホール企画をブチ立てた人にとにかく感謝。















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