タカラヅカのファンの、産まれてきた際の肉体的男女比をいえば、圧倒的に女が多い。
実際に各々どんな性自認でそれがそれぞれのヅカへの愛情とどんな関係や影響があるのかはわからない。
私の好き嫌い傾向はこう。傾向であって、嫌いなものも時に萌えることもある。
好き
トップらしいトップスター
トップと2番手の仲良し
実力ある上級生が報われる
下級生の抜擢
成績上位者、首席者
最強なビジュアル
歌ウマ
アイドル系
王道
ヅカファンのジェンヌ
男役のダルマ
ショー
芝居の濡れ場
芝居の殺陣
脚本のよい和物芝居
多くの人は好きだが私はそれほどでもない
2.5次元系
ちょいエロ
あざとかわいい
お慕い芸
ホスト芸
BL芸
パリ過ぎるパリ
死とかいう概念
幕末
純愛に見えるけど不倫な三角関係
嫌い
報われた上級生が長期間居座る
長期トップ・長期トップ娘役
歌イマイチ>>>ダンスイマイチ≒芝居イマイチ
やたらエリザやりたがる娘役
品がないと感じる18禁表現
超路線過ぎる若手娘役
スカステで男役ジェンヌよりよく喋る若手娘役
新公主演5回〜
過度に感じるお慕い芸と不足したお慕い芸
タイの気配
スカステでのフリートークで喋れない娘役
ナレーションが下手なジェンヌ
ファンが熱過ぎて怖いジェンヌ
どちらかというと
実力に相応しい抜擢を受ける下級生も好きだし年功序列なところも好き。
好き嫌いはそれぞれパラメータ値として矛盾する感情も同時に持つものだと思っている。
好き:◾️◾️◾️◾️◾️
嫌い:◾️◾️◾️
みたいに、足してプラマイいくつ、というもんではない。
どんなものに対しても「好きが90嫌いが20」て感じで、相反する気持ちが同居する。
男役のありかた
本日日中に、鳳蘭の現役時代の映像が流れていたが、トップであった彼女が足を出して、いわゆるダルマに近い格好で思い切り歌う様子が映っていた。
かつては、舞台上の人間も客席も全員が理解していた「宝塚歌劇団は全員若い女性」「トップスターは女性」という事実について、今のファンはもしかしたら、忘れがちかもしれない。
常に「男役」を崩してはならぬ、と、よりストイックにクソ真面目に舞台降りても男役を求めるファンと応えるジェンヌとがいる。
トップスターが足を出した女役で踊った、先日の花組。アレはかなり珍しかったが、鳳蘭のように役を演じずに、羽根を背負ってタカラヅカのスターでございますという場面での女姿は、今は難しい演出に思う。
例えば真風涼帆や珠城りょうがショーの中詰あたりで、ハーイとダルマになったら、私は驚くし見てはいけないものを見た気になって、でもまじまじと脚を眺めることになるだろうが、せっかく女の劇団なのだから、
おんな最高!とばかりにレオタードになることは、悪くないはずだ、本来ならば。
けれども男役の女姿、ショーのダルマなどについては、いつ誰のものをみても、不思議な気分になる。
大抵はその華奢な手足に驚く。
しかし考えてみると、歌舞伎では女形が舞台上で男の部分を出すことはない。それはファンサービスにならない。
しかしタカラヅカでは男役が女の部分を出すことはファンサービスになると捉えられている。
なんで違うのだろうね。
どちらも大衆娯楽であるので、比較してもいいと思うので比較するけれど、
多分答えは、
観客の性自認はなんであれ、みんな美しい女の身体が好きで、みたいと思う、そういう単純な欲求がある事を舞台上と客席は共有しているのではないかと、そんな風に考えている。