隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

ルイマキセによるルイマキセのためのルイマキセ

涙と感動の退団翌日に即稼働する元ジェンヌは意外と増えてきたと思うけれども、稼働即フルスロットルでSNS上の話題をさらいファンの寂しさをここまで清々しく吹っ飛ばしたのは、
ルイマキセくらいのものではなかろうか。
そのダッシュ感はさすがルイマキセ。

鉄は熱いうちに打て

実際のところ、本人は何ひとつ変わっていない同じ人なのに在団中と退団後ではまあ本当に「なにか」ががらりとかわる(ように見える)。客席にいる自分から見えていた彼女らの何もかもが違って見える。
歌劇団の徹底した情報コントロールの賜物でありその意識が浸透しているジェンヌたちの日ごろのふるまいがいかに「タカラジェンヌでございます」であったかという証だなと思う。

彼女たちがみな、嫌なファンやクソな先輩や怖い先生やら みたいなネガティブ感情を、生身の人間として当たり前に微笑みの下に隠していることを
本気でわかってない人もいるかもしれないが、真剣に生きていればこそそういった感情も生まれないわけがないし、仮にそんなネガティブ感情がなかったとしても生身の女であることを感じさせない20代を過ごしてきたんだな  ってことを、退団後、SNSに登場するすべての元ジェンヌたちから感じる。

CSや専門誌のありがたみ

つい先日、何某かの媒体でインタビューを掲載していた望海風斗が、コロナ禍で、露出のあるトップや上級生、路線はともかくそうでない組子が世の中と分断されかなり辛そうであった様子をチラリと語っていて、SNSで愚痴ることもできないしいいねを貰うわけにもいかないし、感染しちゃいけないから宝塚の町で外出もかなり我慢を強いられているだろう。そりゃ、あんな基本的に人前に出たい陽キャしかいない人の集まりなんだから、家でぬくぬく寝てたい人が毎日合コン行けって言われるくらいしんどかったろうと思う。

で、OGになったら解放されるかと思いきや、SNSは難しい。

方針さまざま

本人が本人の責任の上で発信している人、事務所運営のもと、マネージャーが管理者となって発信されている人など今後の芸能人生の方向と相まって人それぞれだけれど、なんとなく最初、はにかんだような微笑み感を持ってSNSスタートさせる元ジェンヌがほとんどのなか、いきなり最初から「あれ、いままでもやってた?」て感じでルイマキセだったのはルイマキセだけじゃないか、と思う。

人それぞれだし

フルスロットル☆ルイマキセをSNSで垣間見てしみじみ感じたのはいまの世でこの速度でやらなくちゃどんな人でも霞むよなと。
霞まないのは英国王とか大統領とかじゃない?
タレントが勿体ぶってたら多分あっさり忘れられる。

私は既にこの3、4年ほどの間の卒業生の中で忘れかけている人がいるもの。好きだったのにわからなくなってしまった。

兎にも角にも、
私はこれからもルイマキセ好きだしずっとみていたいよ。
期待以上に露出してくれてありがとうルイマキセ。


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