隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

最前列で花組観たら命がいくつあっても足りなかった話

花組ィ〜!最高ォオ!!ってあの組のかけ声ね。今まで、自らを鼓舞しアゲていこうぜ!!ていう意味でのファンと組による自画自賛音頭だと思っていたんだけど、違ったわただの事実を述べてるだけだったわ。

何も分かってなかった私…マジ花組最高…

そんなふうに、柚香光率いる花組にいまさらクラクラきている。

だって最前列だもの

まさかの。1列目が解禁になった、そのタイミングで!友会が!SS席の最前列を!私にくれた!!!

当選連絡をみたときは会社で会議に出ていた。今の会社で15年以上。古参社員として重要な判断も求められる会議中、Apple Watchに届いた通知をなにげなくみたら、アレ?コレご用意されませんパターンじゃない…?と。もしやとスマホチェック(会議中なのに)からのまさかの一次当選にリアルで「グェッ」と声が出たね。

その声にエッとビビるプロジェクトリーダーに「SSキター!」とこたえる私。会議メンバーはあたたかく拍手をくれたっけ。
でも内心、コロナ禍だし公演の無事がわからんし悲しいかな中止最多の花組だしで、当日まで決して浮かれるまいと誓ったのよ。会議中にシャウトしたあとで誓いもクソもねぇけど。

友会優先日

友会の抽選は、優先日ってのがあるんだけど正直それで当選しやすいと感じたことはあまりなく…いや、ちょっとはあるかな?
でも今回、SS最前列が来ちゃったからね!!
一般人には座れない席ですよ!
だから友会優先日はやっぱり効果あるんだと思う!ありがとう友会…!

花組でよかった

SS最前列での観劇日の1週間ほど前に、初回観劇をしていたのもよかった。
一度舞台を観ていたから、心置きなく観たいポイントに集中できた。

そして、ファンサが熱い花組さんの公演で、最良席に座れたから本当に私、ショー観ながら「この記憶、棺桶に入るときに絶対思い出すわ、一生モノだわ」
て噛み締めるほどのファンサを、本当に浴びたんだぁ……

それはもう、思い出し死するほどの幸せ体験だった。
劇場のどこの席であってもタカラヅカは楽しいし、東京は座席の改善がされてからより観やすくなった。トップの視線や微笑み、ショーや芝居全体をくまなくみるには席の前後に関係なく40番前後のセンターエリアが最高だとも思う。
だがしかし、ショーのフィナーレのクライマックス、トップスターの階段降りの場面ではついに視界の端から端まで、フワフワヒラヒラのジェンヌで埋め尽くされ、他に何も見えなくなるあの強烈な視界。
あの席でのみ経験できる特別なギフトであったと思う。

みんな本当に素敵に容赦なく

以下はショーで殺されたメモ。
・序盤、中盤、終盤それぞれ、柚香光にキュン死
・エイトシャルマンの上手側・中央よりの子にニコッされる
・マイティに銀橋から振り向きざまウインクされる(これすごかった…!)
・マイティは数え切れないくらい見返してくれる連続視線殺し
・5人で銀橋でてきたひとこちゃんにニコッされる
・ウッディ&マリン?の場面、正面に来たヘソ出し娘ちゃんにニコッされる
・ムスクガイA?だっけ、中華かな、とりあえず銀橋で自分の先の真正面に位置どりする男役さんがめっちゃアピールしてくれる
・階段降りしてきた美風副組長に思わず手を振ったら(感極まって思わず手を振ってた)ニコッしてくれる
・フィナーレ最後の銀橋に出て並んだまどかちゃんが思いっきり目を合わせてくれてニコッしてくれる
・フィナーレ最後の銀橋にて、真正面に立つ組長が何度も目を合わせてくれてニコニコ!!してくれる
・友会公演のご挨拶で汗だくの柚香光がサービスたっぷりにみんなに最後までお手振り

アアアア!好きイ!花組!好きィィ!

いつのまにかみんなうまい

今回のうたかたの恋もアンシャントマンも、なんか全部良かったと思う。歌もよしダンスも最高だし。笑顔もキラキラ。
かつてカレー君は歌が気になるという評判だったけれど、今回、最初から最後まで気持ちよかった。
上級生も下級生も、ソロもそうでないのも全部よかった。

ダンスがうまいってことは…

踊りまくりの柚香光やマイティやを見ていると、ダンスがうまいってことの圧倒的魅力に惹きつけられてしまう。
はっきりいってタカラヅカの舞台に何年もたっている人に下手な人はいないんだけども、ファンの評判の上では、あの人は歌の人、あの人はダンサータイプであの人は芝居の人…とまあ、そんなふうにジャンルわけされる。

ダンスが得意じゃない(トップはかつての怪我もあるし)とされる現月組をみても、フツーに踊るしカッコいいし、と思っていたんだけれど、
比較しちゃ双方に失礼とわかっちゃいるけど…ダンスがうまいひとたちってほんとにすごいなと、今回の花組観劇体験によって植え付けられてしまった。
あとね、やっぱりね、花組の娘役は、ダントツにかわいくみえる。花組くらいファンサして欲しい他の組も、もっともっと。

で、柚香光

1週間前の花組観劇では、意識してマイティを観てたところもあるんだけど、この日の最前観劇ではずっとカレー君に釘付けだった。
柚香光の指先も髪の毛1本も美しくて美しくて。
おでこが丸いのもかわいいし。
タカラヅカフレッド・アステアってのは単にダンスの魅力のことじゃなくて、たまらなく魅力的な男役像のことだよね。

あと、ショーのオープニングで銀橋に出てきたカレー君を下から仰ぎ見たら、びっくりするほど明日海りおに似てる瞬間があってドキッとした。メイクとかなんだろ、やっぱり影響とか何かしら技術的な面で継承しているものがあるんだろうなぁと。
普通に舞台みてて似てると思ったことなかったんで、わ!と思ったわ。

うたかたの恋

この日は前回のようにエンディングで泣くことはなかったけれど、隅々まで生き生きと瑞々しい舞台を楽しんだ。前回の観劇から各キャラの印象が全くぶれない。完成しとるんだな。
舞台が近いし、上手寄りの席だったから、やたら星空美咲ちゃんが目の前でお芝居してくれるんだけど、あらためてみると、マイティのお役とずっとイチャコラしていた。

あっちの沼はヤバ

元々、何年も前から、柚香光のファンて大変そうだよなと思っていた。
カレー沼はハマったらさぞかしハマるだろうと…
ファンが怖そうなジェンヌランキング(私の中で)ではトップグループの柚香光なんだけどね。そりゃ〜〜惚れちゃうよね〜〜って思いを強くする超体験であった。

夢にまででてきた

この日の最前列での超体験がよっぽどクラクラしたのか、この日の夜にもなんか夢みちゃった。
でもなんか本当…、銀橋に出てきたスターさんたちが必ず見返してくれてニコッとしてくれて、ウインクまでしてくれて…気のせいじゃなく、ファンサに溺れる強烈体験で。
そんな体験をさせてくれたのが柚香光率いる、マイティもいてくれるいまの花組さんで本当に本当に、嬉しかった。

友会公演であんなに客席に優しく、最後まで手を振ってくれたトップスターさんのこと、愛さずにはいられない。





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