隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

井上芳雄氏のコラムとヅカというジャンル

トニー賞の結果をみて、自分ではわからない感覚も多くて検索したら、少し前にみつけていた井上芳雄氏の、日経クロストレンドでのコラムがとてもわかりやすかった。
世界中のミュージカルシーンが無視できない米トニー賞の現場、ブロードウェイミュージカルのトレンドがよくわかる。

韓国発ミュージカルがトニー賞受賞 快挙に思うこと(井上芳雄):日経クロストレンド

韓国発オリジナルミュージカルが受賞

特大ニュースとしては、アジア発、韓国オリジナルミュージカル『メイビー、ハッピーエンディング』がブロードウェイ版として上映され、作品賞を受賞したこと。
元々小規模な作品だったらしいけれども、日本でもおなじみでこんど月組で上映されるガイズの、井上芳雄や望海風斗、明日海りおが出演していた東宝ガイズの演出を手掛けたマイケル・アーデン氏が、この韓国ミュージカルのブロードウェイ版を手掛けていて、大成功させたってことですわね。

井上芳雄さんとアーデン氏はだいぶ昔から交流がある仲良しらしいので、きっと井上氏も嬉しかったろう。
ただ、このコラムは本当にとっても面白くって、井上芳雄の人がらというか、大変率直な意見がとてもとても丁寧な日本語でかかれていて(ちょっと翻訳された日本語っぽいコラム調なのが、彼が普段何を観ていて何に影響されているのかが透けているようで大変興味深い…)

この連載の存在を、今回のトニー賞記事検索中に知ったので、前後もちゃんと読みたいわ。
自分の好みでなかった作品に対する感想の書き方とか本当に優れている。

元ニューヨーカーや外資バリバリ友人は厳しい

親しい友人に20年NYで働いていた人や、いまNY郊外で家族と暮らしている幼馴染からきいたことで、それもひとつの差別というかなんというのかと感じたことだけれども、近年アメリカがアジア人のアーティストや、たとえばアカデミー賞で日本人および日本の作品の評価が高いのは、

なんというか、そうやってアメリカ人やアメリカ白人以外のジャンルを選ぶことが、ちょっと変わったものを選出するアタシたちってイケてるインテリ層よね感が背景にあるというか(この表現は、私の解釈なので決してこの通りいわれているわけではない)、
正統な評価と言えば正統な評価なんだろうけども、「アジアのものを選ぶこと」で彼らの優位性を示している感じがある…ようで。

もちろん、作品じたいが選ばれるにふさわしいものでなければ、この感覚が成り立たないので、だからこれは正当な評価であることは間違いがない。

ただ、アジアブームみたいなものはあると。いうことらしいので、今回のトニー賞もその一環かもしれない。

トニー賞の世界には、ヅカ的なものはない

ちなみにその前後にあり今もなくなったわけではないブームが、性自認ブーム、性的マイノリティを全肯定するブームで、だからトニー賞は、主演女優賞を男優がとったり、もうややこしいことになっている。男優が女役を素晴らしく演じたから、主演女優賞を取ったってことなので、性自認に直結はしてないのかもだが、ややこしい。
ノンバイナリとかもね、全肯定が尊い感じにとられているねぇ。

トニー賞授賞式は人気舞台の名場面が実際に演じられることもあって観ていて楽しいけれども、必ず社会の問題がピックアップされるから、いつも難しい。

ないんだけれど

女優が男役を演じる舞台もブロードウェイにはあることを今回の授賞式を観て知った。
とはいえ、ヅカ的な男役なるものとはちょっと違う。

役によって髭をつけたりして、髪は後ろに流してまとめて短髪にみえるようにして、衣装に特に補正はない、ただのシャツとパンツ、というくらいの男感だった。

こういう世界の舞台情報のなかでも、ブロードウェイ、トニー賞という、興行的にもっともでっかいショービジネスの世界をみると、
あらためて、宝塚歌劇ってこのジャンルとはちょっと棲み分けが別で、むしろディズニーランドと同じカテゴリじゃないかと思うわ。

テーマパークっぽいよね歌劇団





にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村