いやぁ…
ほっとした……
二日間とも
土曜の配信と、日曜の配信の両方を配信視聴した。
しかし日曜、肝心の大千秋楽日は夜から、友人のミュージシャンのライブに招待されており、移動時間考えても間に合わぬ!となり。
ありがとう配信、ありがとうIT。本編を見届けたあと、サヨナラショーの最後の方からはもうスマホ視聴に切り替えて移動しながらの視聴になったけれど、みんなの袴での階段降り、礼真琴の青い薔薇を抱えた姿をしっかり最後まで見届けられて、本当にありがたや。
友人のライブの方も両方楽しめて、ひと昔前なら考えられなかったね。こういうこと。
どれだけほっとしたか
礼真琴ってスターは、やっぱり最初っから話題の人で。私があんまりタカラヅカ観てなかった時代でも名前がきこえてくるくらい。
生観劇をはじめて、最初に劇場でみたのが紅ゆずるのサヨナラ公演だったけれど、それ以前からテレビ観劇でヅカに戻っていた頃、礼真琴の特別感はもう格別のもので。
振り返るとあの頃の礼真琴って2番手で八面六臂の活躍ぶりで、なんか本当に優等生で、きっと稽古場でも舞台上でも、とにかく舞台仲間がいるところどこであっても頼りになり、どこであっても輝いている人なんだろうなと思っていた。
歌がうまいのはそのとおりだけれど、タカラジェンヌとして、スターとして、宝塚のトップスターとして自分の一番好みは誰か?なんてことを考えたとき私は彼女の名前を必ず思ったけれど一番に思うことはなかった。けれど卒業のこの日、本当にこんなに魅了されっぱなしになるなんて。
いつも思うけれど、スターの魅力に最初っから気が付いて最初っから無我夢中で追いかけられた人って本当にすごい。私はいつも、ビッカビカに最高潮に輝く時代がきてから遅れてようやっと気が付く…。だって全員光ってるんだもの、目移り、するわよ。
ムラの最後の日を配信で見届けたとき、本人が「あと60公演ある」みたいなこと言っていたけれども、「休み明けに決算だわ」なんてのはサラリーマン稼業だって休んだ気がしないもの。
あの日の卒業ジェンヌたちもみんな、これっぽっちも肩の荷を下ろしてなくて。
特に長いスター時代、本当に大きなプレッシャーを背負い込んでいた礼真琴が、とにかく無事に最後の瞬間を迎えられるように、それが本当に、早く来てほしい、早くこの人がほっとできますようにって、なんかそういう風に思っていたものね、ムラ卒業の日から。
土曜日のサヨナラショーまでも、そして最後の最後の日曜日の幕がおりるまでも、一期一会の機会であること、すべてが同じ品質の舞台をお届けしようという意識が行き届いているのを感じた。自分の卒業であっても舞台を最後まで私物化することなく感情に乱されすぎることもなく、まさに優等生らしい完璧なラストデイだった。
全部がクライマックス
サヨナラショーは、土曜日の方、白い衣装で最後の挨拶して明るく終わったあの感じもまたよかった。大千秋楽の、卒業式付とまた違って親近感が増した。
最後の日の礼真琴のお花が青い薔薇で、グッときた。「夢がかなう」という意味があるのね。まさにまさに、彼女は夢をかなえた。素晴らしい才能を持っただけでは夢はかなわない。スタート位置がどれほど有利でも本人が走らなければ。そして走るために必要な努力を続けなければ、夢をかなえるゴールには届かない。
それをやりとげた礼真琴には拍手喝采。世界中からの祝福にふさわしい素晴らしいものだと思う。
大好き我らがありちゃん
で、ありちゃんよ。珠城りょう卒業の時も、スカステ番組からめそめそしてかわいくってかわいかった彼女が、星組にきて、礼真琴のすぐそばで立派になったありちゃんがやっぱり泣いてる姿が、本当にかわいくって。後輩力が高い。礼真琴もかわいやと言うていたけどほんとうにいとしい後輩ぶりがほほえましかった。
星組はこれから、月組からの外様カップルになる。このことについてきちんとフォローして引継ぎをしてみせた礼真琴の配慮には愛があったねぇ。
そして、内外どちらも、やっぱり何年どこに所属しようが●組出身とか●組育ちとかはしっかり意識としてあるんだなあ、と。生まれ育ちの出身地と変わらんのねきっと。
大きく変わる
この日の公演で、星組舞台を観れば目立っていた上級生娘役がみんな卒業するし、娘2の小桜ほのかは専科へ、極美慎は花組へ。トップコンビも月組系統ということで、マー一体どうなるんでしょ…と思いますけれども。
きわみ君の「間違えた」ていうご挨拶、彼女らしくてよかったわ。それに卒業する礼真琴が率直に、きわみ君の苦悩を最も理解できるだろう自身のことばで激励したことも。ファンにとって何よりうれしいことだったと思う。もちろんご本人にとっても。ああしてはなむけの言葉をもらった子をおむかえする花組とそのファンにとってもいい影響しかないと思う。
『Ray』
サヨナラショーでこの歌を歌ったのは、きわみ君、ほのかちゃん、るりはなちゃん、うたちだったか。
しみじみと、いい曲だなあなんて思った。この曲が本公演お披露目で、盛り上がったなぁって。
記者会見の記事をみたら、礼真琴が在団中のことを「できない自分と向き合って過ごしてきた」と語っていたようで。なんというかこれが一番重い言葉だなと感じた。
もう男役でなくなるタカラジェンヌを、卒業後のSNSやメディアで観られることは嬉しさ半分さみしさ半分である。
もうこの美しい男役は一生みられない。もう新しい男役の姿はないんだって思うと、とても惜しい。けれど、けれどもきっと、どーんとまた魅せてくれるだろうなあと期待している。