先日の雪組観劇は、ショーもよかった。この1年で一番かも!て思ったった。この1年のショー作品が具体的に思い出せないけど。
中村先生
銀橋にガンガン出してくれるで私にはおなじみの中村一徳氏。その点については明らかに意識されて演出されているのは明白だし、若手も男役も娘役も並ばせてアピールさせるショーつくりは、タカラヅカの銀橋を持った舞台構造の意義を考えても唯一にして絶対の正解だと私は思っている。
使い惜しみして、出し惜しみする意味がないのよ。銀橋。
遠慮しなくてもトップスターが銀橋に出てきたら客席はちゃんと見分けられるしわかるんだから、各演出家は銀橋ガンガン使おうぜ。
最も印象的なのは
WOWOWプルミエールで話題に出ていたのはオギヨンチャの掛け声の場面だけれど、私に印象が強かったのは客席降りを含めて、赤い日本の祈りの場面だった。
韓国もの場面については、船についているあの旗にはハングル語で「あーさ号」て書いてあるんだよなぁって思いだしながら見つめてた。
ショーでたまにある朝鮮衣装の場面だけれども、今回の勇壮で雄大で華やかで、のオギヨンチャの場面、朝鮮もの場面では過去イチの出来だと思う。
衣装や舞台全体の色合いも美しかった。
日本の祈りの部分は、やさしさと強さが共存していて、若手のソロ歌唱なんかもはいったりピックアップメンバーのダンスがあったりと、非常に見ごたえたっぷりで。
結構な時間を取っていたなと思う。
オヤと思ったアフリカンダンスの場面
縣千がメインで躍っていた場面。娘役でメインを取ったのが華純沙那さんよね。今回大活躍!というか彼女もあんまり待たせずにメイン張って欲しい!!スゴイ出来上がってるしなんでもできるじゃないですか~。目を奪われたよ。
でもこの場面、選ばれし者に許されるらしいはだしダンスでしたけれども、縣くんは不思議と女性にみえたねぇ。もっというとナチュラルに縣くん自身に見えたというか。
男役とか娘役とかにとらわれ過ぎない、場面テーマを第一にした振付を素晴らしく踊ってみせていた縣千をじっと見ていたら、やっぱり彼女は腰まわりとかのラインなんか、女性としてすっごくいいものを持っているんですねぇ。誰もがうらやむようなボディラインを衣装に隠している。んで、たおやか女性てことじゃなくて彼女自身が育ててきたアスリートな、強いばねの美しい身体が凄くわかる踊りだった。
決してネガティブな意味ではなく、私にはこの場面の縣千が一人の女性ダンサーとしてみえていて、タカラヅカの枠組みとかスタイルをひと時忘れるような、そんな場面だった。
テンション上がった他の場面
やっぱり夢白あやピンクのお衣装での乙女の祈りの、舞台全体の可憐さでしたかねぇ。それに諏訪さきソロ場面もよかった。そこからのロケットも。
黒燕尾も改めてじっくりみられたし、その後に娘役群舞があったのが嬉しくって。
…て書いているともう全部になっちゃう、そういうショーだったなぁ。餞別も手厚かった。
テーマが届く
今回のショーでもうひとつ、素敵だなあと思ったのが、タイトルにもなっている祈りについて。Prayer(祈ること)と、player(演じる人たち)も、同音で、かかってんのかなって感じるわかりやすさと、本当にテーマに忠実な各場面の歌と踊りが繰り広げられたので、なんかこうこっちも、たいせつなもののために、あーさたちが投げかけたように、世界中が、皆様が幸せでありますようにという想いを同じように祈りたくなるような、祭事のようなショーだったこと。
それなのに宗教臭くなく、ちゃんと娯楽ショーになっている。世界のどこにもっていっても喜ばれそうだなあって思ったワ。
とにかくひっさしぶりの雪組の二本立ては、新年そうそう今年一番の満足感に満たされた素晴らしい観劇体験となった。
あーまた観たい!と思いつつも、次は千秋楽を配信で見守ることになるかな。みられるといいな。雪組の皆様ありがとうございました。