隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

ジェンヌとカツラとお化粧

タカラヅカ の内輪の話を、OGさんの語りや本やらファンの話などで徐々に知った時期、結構びっくりしたことが

・専門のメイクさんがいない(自分でやる)
・カツラは自分でオーダーする
・メイクとカツラの出来でめちゃくちゃファンから言われる

の3点であった。

舞台化粧とは

そもそもの話だが、映像の仕事と写真撮影にのみ専門のメイクがつくのが、芸能界の原則であった。
タカラヅカも歌舞伎も小劇場も大劇場も、舞台役者はみんな自分で舞台化粧をするのが当たり前なのだった。

普通のメイクもなかなか難しいもので、ギャル資質な女の子がうんと若いうちから化粧したがるが、ハッキリ言って、それくらいのうちから練習しておかないと、自分の顔に合うメイクは20歳でイキナリできるものではない。

ましてや舞台化粧は絵を描くのと同じ。

役を演じること、役として舞台の上で生きることは好きだけど、化粧はあんまり…ってタイプはきっと、一定数いるんじゃなかろうか。
それでも上手くならないといけない、舞台化粧も役作りと言われるのだろう。
役者は色々できないといけなくて、不器用ではやっていけなかろう、大変なことだ。

化粧の上手い下手は、常にファンからチェックされている。下級生でうまい子は必ず噂にあがるし、路線やトップや、トップ娘役や路線娘役の化粧の出来はチェックされていて、ファンコミュニティのその手の話題の多さを知った時、化粧の出来に毎回細かいなんてオカマかよと思った。二丁目界隈で飲んでた時代を思い出した。
あっちもこっちも大変よね。

カツラの誤解

いまだに「タカラジェンヌのカツラは自腹」という誤解がされているのを、SNSでもチラホラみかけることがある。

最近卒業したOGインタビューにもあったけれど、タカラジェンヌは別にカツラを自腹で作ってはいない。

音校を卒業し、無事入団して晴れてタカラジェンヌとなったら、みんな、いくつかあるかつら屋さんの中から「自分の御用達」を一箇所決める。そこで頭の型を取り、今後のカツラはそのかつら屋さんにオーダーすると決める。

一つの演目で4個分のカツラ代が歌劇団から支給される。実際に作るカツラは、役柄のイメージに合わせて演出家の指示に従って、作る。
本人がこだわりたい、もっとカツラを付け替えたいわ、なんて余裕があれば、自腹きってまでカツラを用意することは自由だが、全て自腹なんて事はない。

でもこのカツラのケアを怠っていると、客席からファンがめざとく見つけて「あの子のカツラ、ボサボサ!」という悪評がたつことになる。
カツラやウイッグの出来は、娘役ならばその娘役芸のレベルの指標のようにみられていて、
これまたマジでファンコミュニティは厳しいなと思った。

オカマのねえさんたちも巻き髪の出来に厳しいので、ファンてみんなオカマみたいだわね、とカツラに関しても思った。
ジェンヌってほんと大変。

外部とタカラヅカの違い、あたま

ふと気がついたけれど、外部の舞台、カツラを当たり前のように作るなんてのは、それこそ歌舞伎くらいではないかしら。
中小劇場の舞台ではまず、カツラはみかけない。そもそも鬘を作らねばならないということは、衣装も時代がかっているわけで。
なかなかそこまで予算が割かれた舞台は、珍しい。

望海風斗が出演で話題のイントゥザウッズの、サイトメインビジュアル…キャストが並ぶその画像をみても、鬘使っているのは望海風斗だけの模様。
だいもんも、地毛にも見えるけれどおそらくウイッグか鬘かでしょうこれ。
逆に、他のキャストは、なんで素の頭なの?役づくりしないの、あたまは?
っていうふうにみえてくる。

でもこれが普通。

タカラヅカは特別なことがいっぱいなんだな、たくさん、何年も観ているつもりでも、気づいてないこともたくさんあるんだろうな。






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暁千星と組替えとコロナと

特大の組替え発表から数日。
月組贔屓の方々はもうなんか発表直後から、イヤイヤ期炸裂な阿鼻叫喚がみられましたが、わかる。
ファンの皆様もいったん落ち着きを取り戻し、この、ご本人にとっては確実にキャリアアップとなる組替えを受け止め始めている模様。これぞタカラヅカの醍醐味。

なぜ今こんなに月組が強いのか

それはもう、長い時間をかけ、前任者たちが全部持って行って次に引き継いだからこそ、新生月組、いよいよ大劇場公演!というスゴツヨ感は半端なかったと思う。
大劇場お披露目公演は、実際に幕が開いてからの評判もよいが、その前に本拠地でのチケットさばけ具合がこのところの公演の中でも特によかったというのも、期待のあらわれだった模様。それに、このムードを後押しするのにお披露目公演の演目、そしてキービジュアルとなったポスターの雰囲気のすべてが、期待を押し上げる効果絶大であったように感じる。

私は月組の人事について、特に闇を感じたことはない。よくいう月闇という言葉にも一度もピンときたことがない。それぞれ色々あって、なんというか、どの組も同じに見える。

よくぞ飽きられなかった、月城&海乃

暁千星は、「月組の御曹司」と呼ぶにふさわしい人。元組長すーさんのブログにて「月のプリンス」と呼ばれていたことからも、内部でも彼女がいかに劇団の期待を背負って育成されていたかがわかるというもの。

一方、誰もそうは呼ばないけれど、海乃美月は月組の「深窓の令嬢」というか…御曹司に対する女性を示す言葉がないのは、女が後継ぎじゃないからよね…月のプリンセスといおうか。
ここ最近のベテラン娘役がトップ娘役になったのと海乃美月との場合はちょっと違うと思う。彼女のヒロイン独占状態は、そりゃすごかったから。

月城かなとが雪組からやってきて、待望の、順当のトップスターになり、相手役は満を持してのプリンセス海乃美月というのが、多くのヅカファンがすっきりした瞬間なのだろうと思う。私は最初はうみちゃんにちょっと飽きてたクチだったから、とはいえほかにこれという推し娘役もいなかったんでよかったんじゃなーい、くらいだったけれど、ダルレークの出来が良かった(ポスターはイマイチと思う…)し、川霧はもっと良かったし、今は本当によい組み合わせだと感じている。

いままで何度も主演コンビを務めてきたのに、いま「新生カップル感」が醸し出されているのは素晴らしい。

ありちゃんは同じ道をいくのか

星組へいくありちゃん。これはそのまんま、月城かなとが経験してきたことと同じように、星組でそのままトップへあがるのだろう。
だけど…

ありちゃんの、ちょっとオラってるような駄々っ子な面を引き出してくれるれいこちゃんと離れてしまうのが惜しい…

星組は、星組ファンにとっては、大変やきもきする路線なのかそうでないのかわかんないけどキラキラしている子がいっぱいいるのよ若手には状態が、いよいよ、
変わっていくのかな?
先日、柳生~を観た限り、極美 慎がねぇ… 
正直、ダイソンのCMみて、アレ?て思った。極美慎はもっとかわいいはずなのにそこまで可愛く映ってないって思った。それくらい、彼女がなんかピッカーとなるときってちょっとハイスペックすぎてまぶしい子であると認識している。確かにここ最近、やる気を疑われるほど何かいま苦しい時期なのかな?て思うような…停滞感を、こちらから一方的に感じてしまう面もあるような。いや知らんけどね。
私が彼女に目を止めたのはスカステの番組。高身長、めっちゃ可愛いキレイな顔、はじける笑顔に、空手やってたという特徴に、みんなに怒られる系のキャラというか、そういう悪ガキっぽさも含めて久しぶりに面白い、まじめな子じゃないスター性を持ったジェンヌは本当に久しぶりじゃないか、と感じた。

その上に暁千星がやってくる。
アンバサダー組は2025年まで動けなさそうだし、それでいて2025年には意味のあるポジションにいるっぽいし、そこにありちゃん。
これは、とっても意味のあることではないかしら。
礼真琴ー暁千星の並び(番手のことではない)って、そんなにお似合いじゃないと思うんだけれど、暁千星ー極美慎はギラギラじゃない?

月にやってくるよ、彩海 せら

私としては、われらがありちゃんをどこにもやりたくないが、絶対に組替えは本人にとってプラスであるという確信から、仕方ないってのと、
あーありちゃんをうちの子っていえる星組がうらやましくってしかたないということと、いや私は月組の人じゃないから別に星組みればいっか、ていうまあ、そういう感じで、今回の組替えニュースにワアアー!となった。

さてその中でも彩海 せら君の月組への組替えは驚いた。雪組の貴重な戦力、歌い手、芝居うまいけど、特に和もうまいよね彼女。なのに雪から出しちゃったら、雪組大丈夫なの?ってそんな風に思った。
それくらい、彩海 せらはとってもできる子だと思っていて、私が雪組観劇する際の楽しみのひとつが彼女を観ることだった。
きっと楽しいことになると思う。ちょっと蘭尚樹くんと印象がかぶるので舞台上みわけつくかしら。

宝塚はひとつ

ひとつなんだけれども、組が違えば水が違う国。一体どうなるのかとやきもきしてしまう。でもそういうのがタカラヅカ観劇のオモシロさである。

コロナでまた公演中止がいくつか。 コロナ=○○ といえることはない。ウイルスの状況も日々変化している。
かつては、インフルエンザに対して私たちは神経質になっていた。しかし、インフルでここまで大規模な公演中止にはならなかった。
あらたな特徴を持つ変異株がやってこなければ同じような状態にまで落ち着くかしら?と思うが、こればかりはわからない。

今回は新型コロナといわれる武漢肺炎でこんなことになっている。次にどんなウィルスが流行するかは、わからないが、きっとまたこういうことはある。

私は、劇場の空間におけるヅカファンの、普通に騒がしい感じと、SNSでのここ最近の「ヅカファン善人ぶり」みたいなもののギャップが怖い。
スマホだし、いうほどSNSのファン層と劇場のファン層は乖離していないと思う…。だから、SNSでいいこという人達と、劇場でつい喋っている人たちは、かぶっていると思うんだけれども…、別なんだろうか。
最後に観劇したのは花組でお正月開けてすぐだったが、感染再拡大の前だったから、みんなのんきだった。
劇場係員の「会話をお控えください」はタカラジェンヌの舞台稽古以上に繰り返し発している台詞だろう。悲しいかな、観客はみんなBGM状態で聞き流していた。

常々思う。女性は同行者と一緒にいるとき、自分が喋っていることに気が付いてない。
とりあえずは自分が気をつけねば。ひとり観劇では喋る相手もいないので一番安心である。

新しい月組のお披露目公演、東京でも無事幕があきますように。そして観に行くことができますように…。




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お正月スペシャルが退屈だった件

スカステのお正月スペシャル、いまだにいちばん好きなのは2016年なんです。

だって面白かったから…

真風涼帆を中心に93期94期でしたっけ、すごろくね。
いまだに録画消せないし、何回か見直すくらい楽しかった。
でもねぇ今年は…

諸問題ゆえにわちゃわちゃできないとはいえ、全組トークとゆるいゲーム、盛り上がらなかったわね。

だって真ん中に娘役トップだから…

トップ娘役は絶対に品が良くなくてはならない。ぶっちゃけたり勝ちに固執したりガツガツしてしまうとかつての某星組娘役とかみたいに下品と言われてしまうわね。
こっちは気にしないと言うかそういう企画なんだから、そこまでニコニコイイ子にしてなくても…と思った。
想像の範囲内におさまってたから、パート4までもれなく退屈してしまった。

お題…

リモートというか、個別収録のトップスターの回答もね、普通。お題が真面目だったから…

今週、スカステニュースではじまった新コーナーで、まず花組の同期トークと、同じ回答になるか?と言うクイズのコーナーがあった。
こっちの方がめっちゃ面白かったし見応えがあった。スペシャルパート1〜4全部足しても、負けてたわ。

とにかく真面目…

トップが95期で揃ってきたときにまず思ったのは、みんな品よく真面目でイイ子しかいないから、こりゃ面白みに欠けるだろうな、ということ。この場合、彼女らが悪いんではない、仕方ないこと。
成績悪い悪童キャラや独自フェアリーキャラやオタクキャラやボスキャラやらで、かつ学年が多少バラけていると各期のカラーも相まって、バラエティ豊かなトップと番手の並びになるが同期トップが揃うと、仲良し度なども含め空気が似た感じになるというか、みんな親戚かな?ていう身内感というか…あるように思う。
なので各組みんなおんなじような盛り上がり度で、似たような流れで…。
受け身で会話するタイプが揃っちゃったよね…

お正月スペシャルは諸事情あるだろう2番手の出番がなかったので、それも物足りなさになったのかなぁ。

うーん

互いの話が少ない

3人で予想するみたいな、濃い話ができる展開もなかったっけね。

去年のお正月スペシャルは、月組メンバーに夢奈瑠音がいてこれがまー笑、マニアックね心のうち!フェチな話をしてくれるからとても面白かった。
出演メンバー同士であれこれ絡んでくれたからこそ。
VTRみて3人がクイズに回答という構成ではバラバラになるってことに、気がつかなかったよね多分…

スカステニュースに期待

やっぱりいちばん個性だしてくれるのは同期とか一期違いくらいの仲良しメンバーなので、新コーナーは今後も期待。

そしてお正月スペシャルはもっと、スペシャルな遊びをやって欲しいなぁと思う。



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新しい花組を観た

今年は三が日に初観劇という、めでたい感じの観劇はじめとなった。
花組でなお華やかさが増すイメージをもって、期待をもってみてみたら、期待通り・期待以上であった。

とにかくすべてが華やかで美しい舞台

今回の
『元禄バロックロック』『The Fascination(ザ ファシネイション)!』 -花組誕生100周年 そして未来へ- 
はどちらも本当に、衣装も舞台装置も華やかだったね~。花組にとっても似合っていた。というかビジュアル最強コンビってマジ強いなと思った。
特に元禄~は、主演の二人が2次元を超えているというか、すごい!
まどかちゃん全部可愛すぎて目を奪われた分、私にとっては柚香 光の影が薄くなってしまったのだが、いやあかっこよかった。本当に舞台映えするし、柚香 光はほんとにコメディセンスがあるよね、客席の笑いを誘う間や台詞まわしは今のトップのなかでいちばんいい。

評判がよかった『元禄バロックロック』は

出島小宇宙で、私はちょっと、物語の中身や展開が「……」と思ったクチなので、今回どうなのかな~って余計な心配をしていたのだけれども、ムラ初日から評判がよかったので、あ、よかったみんなが面白いっていってる~わかりやすいっていってる~それはなにより~って思ってた。
実際にみてみると、展開が秀逸で、時間巻き戻しの展開などはするっとはいってきた。 はいってきたが、じゃあ面白かったかっていうと、アーマーこういう題材だからそういう力業でオチに持っていくしかなくなるのもわからないではないけどね~、でもそれじゃあちょっとね~主人公~
って感じた。
あと、大いに文句をつけたい・批判したい点としては、「仇討ち(あだうち)」を「復讐」とごっちゃにしたような台詞にしてしまったこと。これはいただけない。日本人としてお家再興の仇討ちを復讐と言い換えちゃだめよ。

確かに、題材となったおおもとの、実際の事件である「赤穂事件」の場合、それを「仇討ち」とするかどうかは現代では非常に微妙な問題(現代の歴史学者は否定的なんだっけね)ではある。この題材はやっかいで、坂本龍馬も史実よりフィクションの偶像のほうが支持されているがごとく、赤穂事件も「仮名手本忠臣蔵」(芝居)の方のイメージが強いだろう。
だからややこしい。元禄バロックロックは最後、切腹した浅野内匠頭の弟がひょっこりでてくる。

史実ではこの弟、浅野家のご本家である広島藩浅野宗家に無期限で預かりの身だったが、この宗家はとってもちゃんとしていたので、大石内蔵助たちが計画した「仇討」を否定し、きちんとした手続きで、この弟を当主に赤穂浅野家の再興を幕府にはたらきかけ、綱吉の次の代でこれがかなっている。赤穂浅野家はちゃんとご本家の尽力で復活をしているのだ。こうなると、あの大石内蔵助たち四十七士の行為が全くただのテロだったという後世の評価の妥当性が強くなってくるし、「仇討ち」は本来、親や兄などの親等上、上の世代を殺された際にのみ発動するもので、元家臣による赤穂事件はかたき討ちにカウントできないという見方がまあ普通だよなあと思うわけで、
お家再興が最後にでてきたということは、脚本は史実をなぞっているということは、やっぱり大石内蔵助の討ち入り行為は否定的なのかな、と。であれば、主人公クロノスケによるクラノスケへのクライマックスでの台詞は「復讐なんて…」という言い方ではなくもっと強く「あなたの行為はかたき討ちでも何でもない!ただの復讐だ」と追い詰めてほしかった。
…追い詰めてなかったよね。やさしかったよね。記憶違いかなあ。

星風まどかはキャラものもいける

登場時のインナーカラー映えるオカッパロングもかわいいし途中のボブもかわいいし、過去シーンの髷もいいし、いやあ、かわいかった。
求められているものが何なのかを理解し完璧にこたえている姿に感動した。

他、以前よりも永久輝 せあが目立って見えたかなあ。

The Fascination はファンサが熱い

月組ドリチェの唯一の不満は、銀橋歌い継ぎがなかったこと…
一方このショーは、そんな月組の分も歌い継いでくれてるの?ってくらい、いっぱい歌い継いでたし、娘役が「花娘」というキャラが成り立ってんのかな?ピックアップされてましたね。新鮮~。星組ショーみたあとでもあるから新鮮~、だった。
黒燕尾が終わった後、あんなにわーって娘役が銀橋に並んで歌ってくれるとは思わなかったじゃない。思わなかったじゃない?かわいくて声がでた。
まどかちゃんと音くり寿と美風 舞良以外の見分けが全然つかないんだけど、花組の娘役は本当に「みんなかわいい」って思わせてくれる。
せーらちゃんを彷彿とさせるような、あーちゃんを思い出すような、すらりとしたバービー人形みたいな子がいたなあと思ったけれども名前がわからず。

星風まどか、強し

そしてここでもまどかかわいいよまどか状態になった。
あの、鼠頸部というか腰骨の露出にどきどきしてしまう黒燕尾レオタード、最高。美脚だけではない、上半身のバランスも美しいしとてもよく踊れるので、柚香 光とのデュエットも映えるし…。
あのシーンの美しさかわいさ、可憐さとかにうっとりしたあとのエーデルワイスのシーンでは、あんまりにも可憐で涙がちょっとでた。本当に幸せにしてくれるショーであったし、幸せにしてくれた星風まどかという存在にもう拍手喝采

記念のショー

100周年としての演出も新鮮で特別でよかった。本当に、客が思うより内部では花組が筆頭の組であり最も歴史ある組なのだという格の高さが、どうやら、あるんだなあと…日頃、月組になじんでいる身としてはひしひしと感じた。月組も同じだけ歴史あるんだけど、ついに100周年記念ショーを名乗る機会が与えられなかったことは残念。
なんだけれども、この花組のショーはまあよかったかなあ…?でも男役の記憶ほんとない。星風まどかばっかり。あとフィナーレ近い娘役みんなの銀橋。
先日、テレビ放送もあったのでちゃんと見返したい。

あと、花組ってこんなに歌唱力向上してたっけ?と思ったっけ。ソロもらった子はみんなうまくて、誰にもズコーとは思わなかった。美風さん効果だろうか、とか思っちゃった。



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タカラヅカと私と。2021年は楽しかった。

晦日は年末の片付けなど終えてゆっくりすべき日なんだけれど、あとちょい、気になるところだけ片付け。

普段、歌劇もグラフも買わないようにしているのだけれど(あんまり興味ない…)、それでもたまに購入したものは…、え、これほんとどうやって捨てるの?
手にしちゃうと見ちゃうし捨てられなくなる(だから興味もたないようにしてる)から、雑誌は困る!

2021年は記念すべき年だった

総括すると、タカラヅカ生観劇をはじめた2019年頃から比べて、すっかりヅカ観劇は日常のものになった。

一度もヅカ生観劇していない月は…あったっけ?

ムラにも行ったよね…私。
宝塚ホテルにも宿泊した!コロナで何にもなかったけれど。

生観劇したい?の動機になった雪組前トップ、望海風斗が退団したのが今年だなんていまも信じられない。

月組の年だった

私にとって今年の観劇を振り返ると、やっぱり桜嵐記とドリチェ…珠城りょう・美園さくらコンビ卒業の月組公演が1番だったな、と、あの見事なお芝居のことが強く印象に残っている。
「本よし 組よし 芝居よし」のまさに「三方よし」な舞台だった。

博多座で観たドリチェが思いのほか、珠城・美園コンビを思い出させてくれて戸惑ったことも、いかに本公演版がぴたりとはまっていたかという証だと思う。
当てがきってほどの珠城・美園向けショーでもない極めてオーソドックスな構成のショーだというのにね。

2番目に思い出すこと

2021年の1番強い思い出舞台が月組なら、2番目は?と考えると…
良さでは博多座「川霧の橋」。他組には真似できぬ巧舞台だった。再演のタイミングも劇場も演者も全て揃った幸運な舞台だったと思う。

3番目に思い出すこと

その次は、宙組シャーロックホームズと星組モアダン。
宙組シャーロックは、途中で眠くなったんだけど舞台装置と、かつらと衣装が重そうだなーってことがずっと気になって潤花の芝居が頭に入ってこなかったことが思い出深い。

モアダンは良かった。美しかった。でも星組は礼真琴以外、もっと具体的に主張させてやるべきであるよな。

それから…

もしかして、アナスタシアも今年…?
話は大したことないディズニー的なやつ(失礼)なんだけど、あの通行人ダンサーの中で「素敵な子がいる!チェックしなくちゃ」て思ったら和希そらだった、ていう体験がね、ときめかされた。
そう、夢千鳥も生涯忘れない観劇体験だな、初バウのはずが配信になってしまったけれど、濃厚でよかった。

もしかして、忘れちゃいけないアレ

そう、「ダル・レークの恋」も2021年のこと。私の席は2列目だか3列目で、もう堪能しまくったんだったわ。
千海華蘭ちゃんがフィナーレで目の前でイケメン過ぎて目のやりどころに困ったっけ。
あと、海ちゃんの鍛え抜かれた舞台人としての力が、あの役で光ってたなぁと。おはねちゃんこときよら羽龍も輝いてた。

そう、初観劇の友達を誘って楽しむという体験ができた、雪組シティーハンターも、無邪気に楽しめた。

遠い花組

チケットが自分には取れなかった、という理由で遠い花組。華ちゃん退団も今年だった。
最後の舞台観られたけれど、本当に、今までみたなかで1、2の美しい娘役さんだった。

新年あけたら花組観に行くので、どんな風に自分の目に映るのかとても楽しみにしている。

楽しい観劇ライフに必要なもの

友の会ステージはプラチナになっていた今年。でもプラチナになったら当たらなくなったような…

楽しい観劇ライフにはいちばん大事なもの、それは、友会にズッ友になってもらうチケットと…健康。

今年は病気でたびたび入院した。
2022年も入院予定がある。
けれど春になったら目処がつくはず。ムラに月組観に行くことは無理だけれど、月組が東京に来る頃には元気を取り戻している予定。

そんなふうに、自分の人生や生活が整ってないことには、劇場で非日常に溺れるわけにはいくまい。
けれど、東京公演観に行くために治さなくちゃ、とか、そんなふうに励みにもなる存在。
それがタカラヅカ

来年の抱負

5組ひととおり観た結果、月組がいちばん好きになって、新生月組もとっても楽しみだし大ブレイクの予感がするこの前夜感にワクワクする。
にしても、れいこちゃんのことは格別好きだけれど、贔屓よ!と相変わらず1人のスターにのめり込むわけではない自分。

来年は、贔屓、できるかな?



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初観劇者の感想が好き

いやーなんでだろう、なんでこんなにも「はじめてタカラヅカ観た!」ていう人の感想はワクワクするんだろう…

入り口はシティーハンター

ファンには好みの分かれるところもあったらしい、雪組シティーハンター。原作・アニメファンの私には面白かったし、初観劇の友達を連れていくこともできる演目だった。
シティーハンターだから興味を持った」という人は私の周辺には多い。アニメ業界関係者の知人友人が多いことと比例しているとは思うけれど。
でも実際のところそれだけ大きなタイトルだったのよね、シティーハンターって。ヅカファンにはピンとこなかったとしても。

トップスター以外に目が行く

先日、久しぶりに会った友人が「雪組シティーハンターにてタカラヅカを初観劇した」、という話をしてくれた。
そのときの私の顔は相当にやけていたに違いない。
話は自然と、誰が気になった?という点に。「トップスターの人?」ときくと「いいえ」、「香役の子?」ときいても「いいえ」
じゃあ「ミックエンジェル役の子?」と思ったけれどそれも「いいえ」

友人は「あの、槇村兄の人!」と力いっぱいこたえてくれた。
面白いもので、タカラヅカは明確にトップスターが目立つ作りだというのに、必ずしもそこに惹かれるわけではなく、ハッと自分に飛び込んでくるスターは舞台のどこかにいる。

初観劇で「槇村兄」に惹かれた友人

この友人が槇村兄こと綾 凰華に一番ときめいた理由をきいてみたところ、目をキラキラさせて
「あんなにどうみても、カッコいい渋い兄貴だったのに、かわいい女の子なんだもの!」
「すごいギャップにやられた!」
「あたまがバグる!どうみてもさあ、槇村は槇村だったのにさあ、あのショーでさあ、レオタードで」
という。友人はなんと、ショーでもしっかり綾 凰華を視認。初回観劇なのにやるな。

このあと「あーーわかるぅ、いいところみてるぅ!」と激しく同意し、綾 凰華のどこがいいかをしばらく語り合った。

シンプルに観えるところを観る、初観劇

この友人は男性で、原作シティーハンターの大ファン。お芝居には誉め言葉しかなかった。
「ぎゅっと詰め込まれてたよね」と振ってみても、それは全然気にならなかったという。私が連れて行った初観劇者の感想も同様で、そういうことは本当にどうでもよくって、ただただ、舞台上で目についた好みのスターさんの魅力にやられるし、雰囲気がひたすら楽しいし、思ったよりわかりやすいね、とか男役といっても自然だね という感じ。
ああ、そうだよねえ、とにかく楽しいよね!ってあらためてこちらも、タカラヅカの楽しさをシンプルに実感する。





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電波女と隻眼男と、ダンディと空気女と~ 星組を観た。

大劇場お披露目公演であった眩耀の谷 以来になる、星組生観劇となった。
組としてはパワーアップしていた。でも真ん中のトップコンビが不思議と空気。といって他の押出しが特別強いわけではない。またこういうキャラか感である。

柳生忍法帖』楽しく観られた

事前知識ゼロ、原作未読、配信も観ずスカステでもほぼスルーしていた星組本公演情報。
舞空瞳演じるゆらが、物語後半、唐突に十兵衛好き!てなるから面食らった、とか、愛月ひかるが「父としても唐突で」みたいなことをそういえば話していたな、なんてことは頭に入っていたのでそこは注目していたのだけれども、唐突にはみえなかったかな。
もしかしたら、その辺は、当初より演出に手が加わっているのかもしれないけれども、私が観た回では、舞空瞳演じるゆらの表情などにさほど注目はしていなかったとしても、
「どこの集団にいても特別で異質に見える柳生十兵衛(男前)」という存在が、それまでの男といえば、父(化け物)・七本槍(クズ)・バカ殿(バカ殿)しか周りにいなかったゆらにとって、最初っから妙に引っかかる存在であったろうことは観ていて感じることができたし、柳生十兵衛の言動がいちいちゆらにとって驚きの連続であり、ツボに刺さり、かつゆらの生い立ちや状況を鑑みればそもそも彼女もまた、男というものに怒りを抱いていた女のひとりで、東慶寺チームの女に近い存在であったのかと思う。
そんなところに飛び込んできた柳生十兵衛という不思議な男は、さぞや惹かれるものがあったろうと、そういうことはとってもわかりやすかった。

誰が誰だかわからない状態で、目についたスター

七本槍も誰がどれをやっているのか、すらも事前知識をいれずに観てみたので、「実際に観劇してどの役の子が気になったか?」に集中できた。
目についた子はまず、髭に椿の着物?の、後半まで生き残ってた子。鷲ノ巣廉助(綺城 ひか理)かな?立ち姿がほかの七本槍より良くみえて目についた。
他、物語が進むにつれて、あ、目立つなあ、あの子いいなあ、とオペラグラスで確認してみると、瀬央 ゆりあだった。

他、かわいそうな最後の瑠璃 花夏、千姫の白妙 なつがよかった。

7人まとめて一つの役割り

この芝居、1時間半ほどの演目ゆえに、七本槍にしろ復讐を誓う7人のガールズにしろ、1人1人のドラマを掘り下げることよりも7人でひとつの役のようにさくさく作られていたことで、かえってそれぞれがとてもよくみえて、「外部公演でも再演しやすそうな、わかりやすいお芝居だなあ」なんて思った。

タカラヅカでは珍しいかもしれない。トップ娘役以外に目立つ役割の娘役が、一人か二人いるのはよくあるけれども、全編にわたって活躍する役が7人もいるなんて。
七本槍も、チーム復讐ガールズも、選ばれた子たちのことをこちらは注目するし。
演出上、7人まとめてひとり分の役回りだなとは感じたものの、目には華やかで楽しく映った。トップコンビと二番手三番手だけの芝居のみってのもねぇ。。

「美味しい脇役」に見えがち

本芝居における、礼真琴演じる柳生十兵衛は、それほど人物像を掘り下げられない形でのキャラ設定。登場時からもう、特別感・無敵感で、「そういうキャラですよ」とドーンと出てきて、主人公が成長するとかそういう話しではない。先に超越してるすごい人。
そして、多数の登場人物とサクサク進む場面展開とによって…、バカ殿やくどい悪役や、なんか水商売系の娘や男女7人(×2)武闘ものがたりに押されて、物語の中心にいるようでいない空気キャラ…が十兵衛。

久しぶりに生で観た礼真琴はちっさかった。銀橋にすっくと立ち上がった時点で、小柄だと思った。チケットの都合上、月・宙ばかりみていたからか?
思えば桜嵐記の珠城りょう他、月組主要メンバでは、腰を低くとる姿勢でも、帯を腰で巻きヒールのない足元ゆえの身長や足の長さ演出が封じられても、あの人ちっさ、と感じることはなかった。川霧でもなかったなぁ。
モアダンでも、小柄だなと感じたので、私の目には礼真琴がとても小さく映るらしい。イメージの中の礼真琴が全然小さくないから、余計感じたのだろう。

本公演とてもうまいしとてもよかった礼真琴。ただこのお芝居よくよく考えてみると、ウルトラマン的な立ち位置にも見える主人公。
人間たちが物語の主軸でストーリーを引っ張っていって、美味しいところだけ変身したウルトラマン(十兵衛)が出てくる、的な。活躍してるんだけど物語の中心は七本槍対7人ガールズの仇討ちにあり、その七本槍のバック(敵本体)が愛月ひかる&舞空瞳のキャラなので、脇役に映るのも致し方ない。

これは「和物」か

つくづく、これは「タカラヅカの和物ではなく、タカラヅカの2.5次元舞台」ではないかしら?と思った。
キャラものに見えるな、と思ったのは星組のロミジュリもそうで、各キャラが良過ぎて、皆キャラに対してハマったわけで、そのハマり方、SNSでのイラスト投稿などは、イケメンゲームやアニメにはまるオタの反応ととってもよく似ている。
2.5次元舞台的なノリ、色は今の星組(先代もか)は得意とする方向に見えるので、こういうことができる組があってもいいと思う。
花組の元禄バロックロックも、和というより、独特っぽいので、新しい舞台づくりを目指しているのではないのかな?と予感している。

モアダンに舞空瞳はいたのか

で、ショー。

ダンディズムシリーズを再演するなら今の星組、礼真琴。それは間違いない。
すべての場面が美しかったし、礼真琴の歌を堪能するのにも最適な名曲があるし。

ここでも礼真琴は、身長が小さくみえた。一体、私の中の礼真琴の身長はいくつあったのだろう…。
舞台映えするというのは技術とか意識とかってより、持って生まれて鍛え上げたその体格に軍配があがるよな、と思う。心はみえないからね。

キャリオカもそうだし、例のパラダイソ?でしたっけ、テーテーテーテレッテーからの~あの気障すぎる場面(大好き)も、いや良かった。
先日GMでみた真矢ミキがくさくくさくやってたしね。クサさはさすが真矢ミキが上だった。笑。

大不満が舞空瞳の扱い。
娘2ポジ、娘3ポジへの配慮ある扱いは、「ああいい場面もらってんな」て目についたけど、どこいったトップ娘役よ。
なんでショーで飼殺されているのか理解できないし、舞空瞳とそれ以外の娘役になに、壁でもあるのか?

舞空瞳が目立つ場面はもれなく、トップスターか2番手なんかがいたよねぇ。
トップコンビとして輝く場面はあれど、舞空瞳がトップ娘役として目立つ場面は、私にはどこにもなかったと映った。

某場面での娘2ポジ、娘3ポジとの衣装の差異もそうだけど、「え、こんなの前月組、現月組なんだったら前々月組トップ娘役でも、なかったけど??」
なんてねぇ愚痴りたくなった。

舞空瞳を堪能するには非常に物足りないショーであった。

ものわかりのよい、手間のかからない長男長女キャラか、礼真琴

礼真琴が長期でも短期でも、ご本人と劇団次第なので、何でも構わないんだけれども、うまく使われていない印象しかない現状(ロミジュリはこのコンビの宿題であったような)。

礼真琴ができすぎるし、今のところ舞空瞳がぴったりついていっている(かつての大根芝居も見違えたし歌も向上したし)、出来のいい体育会系コンビは、
いまのところ「不利な状況でも君たちなら勝てるでしょ?」的な舞台をやらされているようにみえる。試練編かよ。

でも観客と舞台は一期一会なので。


特に礼真琴の真骨頂みたいな配役や脚本の、ストレートにその魅力を爆発させられるようなことをしてあげて欲しい。なんで変化球なのか。
ロミジュリは星組のそして礼真琴の、絶対にここでやるために計画されていた一大イベントだったからまあいい。でもこの人、ロミジュリで終わるにはもったいない。
私としてはロミオよりももっとぴたっとくる役、あるんでないかなって思う(残念ながらそれは海賊ではない)。

何を与えてもやりこなせるから、本人が文句言わないしつらそうでもないからと、お母さんが末っ子の赤ちゃんにかかずらって、放置されるおにいちゃんおねえちゃんのようだ。
そういえば、そういうキャラがいる。ピーターパン。

「ピーターパン」は元々戯曲で、再演のたびに改編されまくっているので設定もあとから山ほど追加されたものだが、たしか、
「こどもたちだけが住んでいるネバーランドのピーターパン」とは、親に忘れられた子供がピーターパンになったもので、ネバーランドに住む子供たちってのは、生まれた赤ちゃんに夢中な乳母や母親が、うっかり放置しちゃった上の子たちなんだよね。

タカラヅカにおいて末っ子たちが誰かはさておいて…

礼真琴のピーターパンは、いいだろうなぁ。ただタカラヅカ的ではない。
いっそベルばらはアリかも。




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