かねてよりお付き合いを考えていたネトフリとこの度、契約した。
広告付きの最安プラン、月額890円。現状、毎日ではないものの家にいるときは結構視聴しているが、広告がいつ挿入されるか気が付かないくらい、少ない。初月だからか?そのうち増えるんか?快適すぎるんだが?
動画サービス
もともとWOWOWはテニス観戦目的で長らく加入している。
テニスのグランドスラムライブ放送・配信が続く限り契約し続けるつもり。タカラヅカコンテンツについてはオリジナル番組がありがたいし、副音声の舞台配信もとても楽しい。
比較して視聴していなからよくわからんけど、WOWOWはもともと舞台中継やライブ中継のカメラワークにおいて業界評価がとても高い。
WOWOW独自のカメラワークでの舞台中継画像なのかな、ヅカも?
一方で、ちまたではそれなりに評判のたかいWOWOWオリジナルドラマはほとんど視聴していない。今月から始まった金カムくらいか。
重たそうなクライムサスペンス調が多く、いまいち趣味があわないので今後も過去作品を観ようという気にはならないだろう。
ただ紹介映像を観るたびに思うが、海外への配信販売前提で作られている分映像クオリティは高くてよき。
アマプラは、お買い物の方でプライム会員特典のように付随してくるこの動画サービスについては長らく関心がなかった。が、会員ならだれでも観られるコンテンツが意外と充実していることに、fireTVを購入してようやく気が付き。ちまちま興味を引くコンテンツを観ることもある。
このアマプラで、家にいるときのBGM代わりによく視聴していたのが内さま(内村さまぁ~ず)で。
この番組…、全然面白いと思えない回もいっぱいあるんだけど、すごいラブい回(健康診断と大自然クイズ)とか20年近い昔の映像は新人若手時代のサンドウィッチマンやバナナマンがみられたりなど、観始めてみるとなかなか興味深いうえに、家事中なんかのBGM番組にちょうどいい。
ところがアマプラではこの配信が終わるようで、最新回の配信もない。あたらしい回はどこで観られるのだ?と探すと、それがネトフリだったわけで。
日本のネトフリ
日本でネットフリックスがどんと売れたのは言わずと知れた「全裸監督」の大ヒットによる。
これによって珍妙な現象が起こったそうな。
世界のネットフリックス会員男女比は、どこの国も女性が多いのに、日本だけ圧倒的に男性会員が多くなってしまった。
ネットフリックスジャパンの社員たちは何とか日本にも女性会員を増やしたくってあれこれコンテンツ頑張ったらしいけれども、結局その後のヒット作品のラインナップ的には、やっぱり、課金に抵抗がない働く男性層に受けるコンテンツがヒットしているのかなって思う。どうなんでしょ。
ドラマ制作業に携わる友人が全裸監督ヒット直後のネトフリと仕事をちょっとしてた。
友人いわくネトフリジャパンの中の人ってのも実に「日本らしい」おじさんたちの会社で、そんなおじさんたちが「女性向けを」なんて言っていて、決裁権や番組制作の上の人に女性がいなくて(当時)、内心苦心したしやりにくかったと言っていたっけ。この辺も実に日本らしい。今はどうなんだろか。
私自身はネトフリジャパン制作のオリジナルコンテンツは、地面師のみ視聴。ほかはまだほぼ手を付けていない。
もともと吹き替え海外ドラマが好きなんだけれども、オリジナルに力をいれているだけあってあんまりそういうラインナップはなかったな。
で、スカステ
いまだ再契約に至っていないスカステ。けれど番組表は時々チェックするスカステ。
たまに観たいなあって衝動にかられるものの、この分だと、よっっぽど沼落ちさせられてしまうジェンヌでも見つからない限り、再加入の機会はなさそう。
そして自分の性格的に、どれだけ魅力的なジェンヌさんがいてもなかなかのめりこみはしなさそう…やっぱり女優という点じゃなくて面というかハコというか文化・存在が面白いからね宝塚歌劇は。自分にとっては。
ならスカステみてやれよと思うんだけれども。
加入してた時期は毎日みていたのにねぇ。なのでまたふと、なんのきっかけもなく再加入するのかもしれない。
梅芸ナビのような、いかにもな親戚関係のようなものに限らず、様々なOGの活動や近況を紹介する番組があったらどうかな、とか(芸能以外の活動も)
80周年、90周年ごろ活躍のOGによる副音声解説つきのショーや芝居とか(まあ長く生きていると人間たいていのこと忘れちゃうからシンプルに覚えてなくて実現が難しいかもだが)
過去作品に限ったり、ただいま公演中の稽古場映像をもっと惜しみなくだすとか(見せたくないものが映るからだめなんですかねぇ)
きっと企画する側もいろいろやりたいんだろうけれど、なかなかままならないんでしょうね。なんたって決裁権持つポジションにジョブローテでやってくる阪急のおっさんがいるんだものね。これまでと違うことを通す勇気はないでしょう。
有料チャンネルのゆくえ
正直、ネトフリにいま加入してみて、独自性の強いチャンネルであることがすぐに実感できた。
これまでのWOWOWやアマプラの人気コンテンツは、地上波テレビでいま放送しているもののおっかけ配信にちかいものも多いし、共通するコンテンツも多い。
業界シェアを猛追している(と報道されている)U-NEXTも広告バンバン売っているし、様々なアプリでの無料コイン交換ものなんかにも必ずといっていいほど出稿している。
パラボラアンテナを独自に設置してスカパー契約なり地元ケーブルテレビを契約したりというそのシェア自体はいまはまだ、大きいものだろうし、
これらはいったん加入すると、視聴チャンネルの変更はあれどケーブルテレビ契約そのものをやめるケースは、全体の比率で言えばわずかなのかもしれない。
今は。
けれど、いつまで続くんだろう。一番危機感があるのはケーブルテレビなのかなあなんて思う。
基本的に各チャンネルとも、再放送が多いし。
だいぶニッチ。
ヅカもここに乗っかりたくて、スカステはそのままに、TAKARAZUKA SQUARE【タカスク】という動画配信サブスクを開始しているが、いまんところ私は全く興味がわかず。
CSチャンネルとしてスカステやってるだけじゃアカンとなっての動画配信サービス開始だろうが、コンテンツがなにひとつ新しくないという弱さよ。
やっぱり、コンテンツ作れる人がおらんのだなぁ。
一方で働き方改革云々を舞台制作現場にもちこまれつつある歌劇団。
やはりどこかで、いつか、ロングラン上演を解禁せざるをえなくなるんじゃなかろうか。
そうすると新作お稽古がなくなる。そうやって時間をつくらないと、動画コンテンツなどに若手ジェンヌ投入しての新作番組~な動きもできないだろうし。
ちょっとスカステや動画配信系のコンテンツをどうにかしないと加入者も増えないんじゃ?なんてことを思っても、結局のところ歌劇団の全体方針にも関わってくる話なのよな。
ネトフリ加入しただけなのに、なかなか三方ヨシっていう方向に向かうことは難しいよなあ、などと、ヅカのことをあれこれと考えてしまった。