宙組トップスター・芹香斗亜 退団会見の文字をはじめてみた時はうおぅぉぅと唸り声が漏れた。
私からみた彼女のこの1年あまりは「立場上、過剰に責めを追わざるを得なかった人」に近い。そして今この退団発表を受けて執拗に彼女を批判するファンも多いことに軽く「へぇ」と思った。この問題は「誰かが誰かを狙って故意に追い詰めた」話ならばむしろ単純だったんだけども、批判を繰り返す人が願うような構造ではないことは簡単にわかること。
いままた、活動休止のタレントについて、スタッフが追い詰めたような週刊誌報道に対して、現場にいた女優が「全くの事実誤認報道」と明言していたというニュースがある。
関係者からのリーク的なニュース報道のうさん臭さ、リーク元の「関係者」の実在を疑う話は以前、芸人のおぎやはぎもラジオでさんざん指摘しており、
ものごとは、事実・現実・真実がイコールではないということをあらためて認識する日々である。
記者会見
どういう表情になるのかな、と思って少し気にしていた。ただ今自分はスカステ未加入なので映像がみれなかったが、報道写真のとおり、通常のスター退団会見そのままの、ほがらかな表情であった。
これがどういうことなのか。
以前だいもん退団会見や、だいもんの卒業の挨拶コメントでもしっかり感じたことと同じことを感じた。すなわち、彼らジェンヌのなかでも発言を許されるトップスターの彼らには、明確な相手に向けてすべてをお届けしている という姿勢を貫いているということ。
ありていにいえば、キキちゃんがほがらかに会見ができたのも、彼女には自分をずっと応援してくれたファンの姿がみえていて、そのファンのために笑顔であの場に立っていたというその事実よね。憂いなく予定通りの退団をすることが最後の務めとばかりに。
3作
これは、まあ予定通りかなと思った。かえすがえすも、前任が長すぎたのである……。そして各組の95期偏向と、あとひとつ、様々な組の人事に大いに影響したと私は勝手に思っている明日海りお爆上げの影響によって、キキちゃんは異常なる2番手長期になった…というか、2番手のまま放置されたんだよなって、そう感じる。