スカステ解約は1年以上前だが、今週末までは5日間無料放送期間ということで久しぶりに観ている。
興味本位で録画したタカニュ
30分番組に変更しているとは聞いていたんだけれども。
宙組の様子が見られるかな、と録画視聴したら、ちょうどスカイレポート(だったっけ)で初日後かなんかの舞台インタビューの例のやつが放送。
左から桜木みなと、中央キキちゃん、右側にさくらちゃんと3人そろい踏み。
レポーターがまず変わらぬ笑顔と明るさ。インタビューは、キキちゃんが一生懸命笑顔を維持している硬さのようなものを感じた序盤。
レポーター同様明るくほがらかに首尾一貫、トップ娘役として素晴らしい笑顔とお慕いの春乃さくら。潤花タイプの現代的美女である彼女もまたお慕いもしっかり。嫌味ではなくよかったね、と思う。
ずんちゃんはこれまで同様フォローに注力している様子。二番手羽根おめでとう。
そしてキキちゃんは中盤からほぐれてきたのか笑顔とともに、本来の魅力が戻ってきた様子。にしても元々小さいお顔がますますお小さく。
彼らは徹底している
私、宙組の一連のことは訴訟にならなかった時点で、歌劇団側の現時点での対応は最低限以上の対応が進行していると そう考えた方がよいと思っている。
世間が憤っていた一番最初の歌劇団側の調査報告だが、あれはきっとあの通りだった。実にひねりのない素直な…率直な現場の雰囲気が一番推しはかれる資料でもあった。
誰も長の期の長の負担など客観的に推し量り配慮するなど、そういうことができる組織ではなかったことについて徹底に改善されることを願うとともに、
法的に何も責を負うべきでないジェンヌたちが必要以上の批判を受けることについてはネガティブな感情を抱いている。
被災者側弁護士は裁判では勝てないことをわかっていたから、少々卑怯な手(代理人に徹するべき弁護士が個人の意見を会見で語るのはアウトと私は思う)を使って記者会見で同情を煽ったわけだ。その点において被災者側弁護士が心情的にあまり好ましく思えないが…。
てことで、タカニュの様子も、舞台挨拶も徹底して一期一会の夢のひとときを変わらずお届けすることにしているのだなと そう受け止めた。
心配キキちゃん
数年前、某タニマチマダムとお話する機会があったとき(当時は宙組問題などなにも報道されていなかった)、別の話のながれから「キキちゃんはメンタル病み系だから支えが必要なのよね」的な評判なことをお話していて、それに半分なるほど・半分意外に思ったおぼえがある。
これはこの某マダムの談話を切り取ったものなので、実際のご本人への評判や評価や性格とはまた違うし私は事実を一切しらない。
ただ、役者にはどえりゃー繊細なメンタルの持ち主が多いのもまた事実。
というか、自分に向き合いすぎて、自分の欠点を自他ともに指摘しまくってからの自己研鑽、自己表現を身に着け、からの役を掘り下げたり他者と競ったりなので、よっぽどの鈍感メンタルでなければ繊細に神経質に育っていくんじゃないかなと思う。
役者として経験を積むってことは、相対的に自己評価が下がっていくことでもあるのじゃないかな。0年目とか1年目の根拠なき自信なんてものは叩き潰されてさ。
もしもキキちゃんが「アラベスク」のノンナばりに繊細メンタルの舞台人であったらば、大階段背負う気力などどこからでてくるものでもあるまい。
けれども彼女は笑顔で立っている。それが責任なのだろう。
「堂々と、今日初めて舞台をみた無垢なる少女があこがれるような歌劇を」それがひとつの宙組と歌劇団の贖罪のかたちであっても、否定などできようか。