来年まず雪組トップコンビが春に、3番手の彩凪のと共に。夏に月組トップコンビが、多分ここも仲間と共に退団が決定している。
続いて、噂のあった花組トップ娘役の華優希が本公演3作目で退団発表ときた。順番でいえば初夏で、月組トップコンビよりも早く彼女は卒業していく。
来年の今頃の宝塚歌劇の顔たちは、今とはガラリと変わっているのだ。
トップ退団はほぼ毎年のこと
以前調べてみた通り、ほぼ毎年どこかの組のトップが交代している。
コロナの半年空白はこの先、縮んで巻き返すことは絶対にない。むしろこの先も、空白期間が発生する計算をして、計画を立てねばならない歌劇団運営部は、大変なことであろうと思う。むろん運営側だけではなく、タカラジェンヌたちも先行き不安は同じであると思う。
全体のスケジュールは流動的であろうから2021年にどこまで進むかわからないが、少なくとも
雪組の次は退団公演、その次はお披露目公演
月組の次は退団公演、その次はお披露目公演
花組の次は娘1退団公演、その次は新娘1お披露目?公演
は確定。なんだか落ち着かない状態が続く。
2021年の宝塚大劇場本公演は順番通りなら宙組。
1/1~2/8:雪組トップコンビ退団公演
→ 2/14~3/29:星組
→ 4/2~5/10:花組娘1退団公演
→ 5/14~6/21:月組トップ退団公演
→ 7月~8月初旬:宙組???公演
となるわけで、これで宙組までトップいずれかの退団公演となると、なかなかになかなか…な状態。
トップ退団で騒ぐまでが、タカラヅカの楽しみ方
さて、華優希退団発表で、一気にアンチが減り惜しむ声と温かい空気になるのがファンたちの恐ろしいところ。
ただ個人的には、華優希をSNS上でたたいていた人たちはほぼ明日海りおファンだと思っていて。
理由は、彼女が退団し柚香体制になってから一気に、アンチが静かになったから。
なので柚香体制になってからは彼女はごく普通に受け入れられ愛でられていた娘1だと思っている。
それにしても雪組。
この体制移り変わりラッシュの先陣を切っていよいよ退団公演も近づいてきているが、無事開幕するのか?
一番影響を受けそうな日程である……。
宝塚はぬるま湯
中にいると物足りないが、出ると、寒い
そういったのは越路吹雪。
エンタメ界が「人を集められない」ということに苦しみつつ何とかもがいている中で、宝塚歌劇の、そもそも(資本的な意味で)恵まれている状況はタカラジェンヌたちにとってもプラスだと思う。
知人の舞台女優さんは、毎月毎月、中小の劇場の舞台に立つ仕事が全く途切れない順調な舞台女優さんであったが、4月以降すべてのスケジュールが白紙になった結果、いま、インストラクターとして別の仕事もはじめて、生活を組み立てている。ご本人は明るくしぶとく爽やかに笑っているが、いやはやエンタメ界は厳しい。彼女の美しい舞台姿をまた戻ってきますように。