8月、月組千秋楽以降入院していたので、ちょっと宝塚歌劇、観劇もお休みしていた。
元々予定していた、ちょっと炎症を起こしていたできもものを取る ていうような手術だったので私の入院自体は穏やかかつ平和なものだったけれども、大部屋あるあるというか、自分以外の患者さんがみんなより重い病気を患っているような感じがしてなんだか、何でも当たり前に思ってはいけないよな、などと、思ったり。
そうこうしているうちに、続々と新陳代謝が進んでいく歌劇団の顔ぶれ。
10月からは轟悠もいない。後々、大きく変化があった年として思い出されるのではないだろうか、宝塚歌劇の2020~2021。
花組、いよいよ本領発揮
制作発表をスカステでみた。美の暴力っていえばいいのかしら…。
私は、雪組若手時代から永久輝せあが気になっていた。花組へ行ってもなかなか目立つ役どころってほどでもなかったので、ここらでなにかで主演をやってほしいとも思う。
柚香光は誰が相手でもかまわないって感じのひと(に見える)ので、星風まどかがリミッター解除したような爆発をしてくれないかと思う。彼女はもう何をやったっていいと思う。
今回また中堅~ベテランが抜ける。当たり前のことではあるものの、中堅娘役って本当に難しいところなのかなあとも思う。先日観劇したとき、「花組の娘役ってこんなにかわいいのか!」とびっくりしたので、先輩娘役たちが元気な組でいて欲しいのだけれども。
今後の花組は、れいまどコンビをみて、まどかちゃんのキラキラをみて、永久輝せあはどこにいるのかをチェックするようになるだろうな、私。
月組、新体制楽しみだが
月城かなとは結構まっさらな印象が好印象。スカステを観る限り、ありちゃん(暁千星)に対するなんかバブみある態度とゆの(風間柚乃)に対するオラ味とが面白く、めちゃくちゃキレイな顔をしていながらも、「第二の、普通のサラリーマンができるトップスター」になれるのではとも思う。それがいいのかわからんけど…。
川霧は何事もなければ観られるはずなので、どうなるのか楽しみ。ここから月組が変なことでざわつかない組になればいい。でも昔っから月組って、「役者」が集まるからこそ「変」なんじゃないかとも思う。良くも悪くも。舞台がいいからいいんだ。
今後の月組は、トップが変わってどう変わるのかを確認したいし、二番手、3番目4番目あたりの序列を見守りたい。そして今後の娘役戦線についても要注目かなあ。
・雪組はとりあえずシティハンター
ある意味反応が分かれている、温度感も二分しているようなシティハンターが好評上演中の雪組。
シティハンターという演目を上演してくれるおかげで、今回私は新規の友人を観劇に誘うことができた。といってもコロナ禍なのでキャッキャ観に行くわけにもいかないのだけれど。
この演目がいつものタカラヅカぽくないということで出来は関係なく冷めているファンもいる様子。咲奈ちゃんは満を持してのトップ就任、きわちゃんは、棚ぼたなの?なんなのかよくわかんないけどよかったね就任。ふたりの相性はよいみたいなので何より。舞台上でめっちゃ発光する咲奈ちゃんがトップでまたどうなったのか確認しにいかないといけない。
あとここにソラカズキが合流するとなると、これは観なければと思う。
あとは~、今のところ私は、なぜ縣千が抜擢されているのか、まだ全然、彼女の魅力に気が付いていないので、そこも観てみなくてはと思う。ほんものの魔法使の際の犬の役では私に一切刺さらなかったので…(演目が苦手てのもあったけど…)。
星組は琴ちゃんと愛ちゃんの魅力バトル
愛月ひかるがこんなにも人気をつけて退団するとは、誰も思っていなかったろうなあ。
星組配属になった時点で予感はしていたけれども、非常に寂しくなる。愛月ひかるのスター性がギラギラになったのも、タイプの違う礼真琴舞空瞳コンビとの対比があってこそだったと私は感じている。スカステで愛月ひかるが語る、彼女の思うあるべき男役像の話はどれもうんうんそうだよねそれだよねって頷くことも多かった。カラーの違うトップと二番手というのはきっと、両方にとってよかったはず。愛ちゃん最後の舞台姿を見届けたいと思うし、ほんとスター性のことなる礼真琴との絡みをじっくり、見納めたい。
あとこれからの星組でみておきたいのが極美 慎。あの顔あの笑顔であの高身長。やっべービジュアルだなあといつも思っていたし、彼女に辛口な愛月ひかるの様子がすごくよくて、注目の子、ではあるのだけれども舞台姿で印象に残ったことがない。見逃しているみたいなのでチェックしたい。
宙組、どうなるのかしら宙組
宙組は、潤花ひとりぶっこんだところでマンネリ感は否めず。マカゼと桜木がコンビを組み芹香が敵側に回る構図も、なんか既視感バリバリで…。ソラカズキが抜けるの寂しい。けれどもスター大渋滞なので仕方なし。娘役がみんないいのは夢千鳥でもよくわかったし、宙組観に行くときは娘役ももっと活躍をみたい。あとルイマキセの歌をもっとききたい。
キキちゃんは一時期、ああもうこれからトップになるぞっていうギラ付きみたいなものがみえなくなってもう、別格路線のまま、スターの旬は過ぎていくのかなって感じたことがあった。
誠に勝手なことにそんな風に彼女の舞台をみて、プロ脇役にしかみえず、それはトップ路線を戦うものとしては違うのかなあ、仕方ないよね2番手長いし、なんて思っていた。勝手な感想である。
けれども、アナスタシアの東京公演最後の方だったかなあ、いやいや、全然そんな、そんなことないわ眩しいわと思いなおし…。ここ最近はもっと充実感が増しているようにみえるので、何かこう、この先ぼちぼち、あるのかな、動きが、なんて思わされる。全部気のせいかもしれませんけど!もうここは何でも来いってなトップなので、ガチャ回してんな―って感じで観たい。
この先はやっぱり2025年の体制に向けてガラッと、また変わっていくんでしょうねえ。今のメンバーがどこの組もいい感じに輝いているので、それがまた入れ替わっていくんだって思うとすでに寂しい。やっぱりタカラジェンヌは、タカラジェンヌでいるときが一番かがやいている。