隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

日本の緞帳といえば

久しぶりに、劇場の緞帳があたらしくなったらしい。おめでたい!

kageki.hankyu.co.jp


当然ながら注目するのは

製作
株式会社川島織物セルコン(本社:京都市左京区)  


ここや~~


緞帳といえば

緞帳といえば綴織が最高や!

緞帳といえば

綴織ができる川島織物が最高や!!

緞帳を使いきれないほど所有している歌舞伎座の緞帳の大半をつくっている製作元といえば

川島織物なんや!!!

私のテンションがあがるぅ。

されど緞帳

いまから20年くらい前のこと。私が美大出身で歌舞伎好きっていうことを知ったとある親戚筋のひとが、「川島織物さん見学できるよ、紹介するよ」と誘ってくれて、はるばる京都まで見学しにいったことがある。

綴織(つづれおり)って言葉もひっさしぶりにみたなぁ。

川島織物さんは非常に高度なつづれ織りの技術を持っており、なかなかその精緻で絶妙な色加減、絵画(原画)の色彩を可能な限り忠実に再現するその織りは、他社にまねできるものでもなく海外なども無理。
西陣織の技をもった川島織物さんだからこその素晴らしい職人技なんである。

見学した当時もかなりニッチなジャンルであり、年にそうたくさん注文があるものでもない緞帳は、今後どうなるかね、でもうちでやってることはそう真似できないものだからと、川島織物さんを案内してくれた人が誇らしげに話してくれたことを思い出す。
海外からの注文も結構あるとか。

本当におっきい織り機があったのよねぇ。

新しい緞帳

当時きいたことは、新しい緞帳というものは古くは贔屓筋が寄贈するものだという、なんとも優雅で豪奢な話。今も企業名が必ず入っている。今回は高砂熱学工業株式会社さん。
めっちゃ見るな高砂熱学工業株式会社ていう名前。大型施設でここがかかわっていない建物はないんじゃないかと思われるが、調べてみると、宝塚大劇場梅田芸術劇場も東京の宝塚劇場もいっちょ噛みされているので、大取引先企業同士って感じなんだろうか。

にしても緞帳寄贈って太っ腹だし、私がどこかの企業の主ならやりたいわぁ、緞帳寄贈。