久しぶりに、劇場の緞帳があたらしくなったらしい。おめでたい!
当然ながら注目するのは
ここや~~
緞帳といえば
緞帳といえば綴織が最高や!
緞帳といえば
綴織ができる川島織物が最高や!!
されど緞帳
いまから20年くらい前のこと。私が美大出身で歌舞伎好きっていうことを知ったとある親戚筋のひとが、「川島織物さん見学できるよ、紹介するよ」と誘ってくれて、はるばる京都まで見学しにいったことがある。
綴織(つづれおり)って言葉もひっさしぶりにみたなぁ。
川島織物さんは非常に高度なつづれ織りの技術を持っており、なかなかその精緻で絶妙な色加減、絵画(原画)の色彩を可能な限り忠実に再現するその織りは、他社にまねできるものでもなく海外なども無理。
西陣織の技をもった川島織物さんだからこその素晴らしい職人技なんである。
見学した当時もかなりニッチなジャンルであり、年にそうたくさん注文があるものでもない緞帳は、今後どうなるかね、でもうちでやってることはそう真似できないものだからと、川島織物さんを案内してくれた人が誇らしげに話してくれたことを思い出す。
海外からの注文も結構あるとか。
本当におっきい織り機があったのよねぇ。