先週、ギリギリまで(体調もよくなくて)めんどくさいかなーーとか思って観劇を迷っていた、轟悠主演シラノ・ド・ベルジュラック。
結局後悔するよりはとライブ配信視聴。
ヤダ、最高。
だいたい轟悠はよぅ
何で芝居するとあんなに青年感が強いかね?
歴代最高ルキーニを演じた轟悠、やっぱり抜群であった。
この人が主演してしまうと、他の若い路線タカラジェンヌの底の浅さ、芸の若さが露呈する。
皆が同じように真面目に謙虚に芸を磨いていた場合、研◯=Lv.◯ と考えて間違いない。
タカラヅカの場合、役者として青年しか演らないという偏った芸を長年やる。その結果が轟悠の芝居。
ここ数年の、凱旋門、チェゲバラ、そしてこのシラノを観てるけれど、まー、同じように第一声から青年なんだよね。
代表作に数えられるシラノ
宝塚風に美を損ねないような「大きな鼻」であったが、シラノは鼻ごときでモテない訳がないほどできる男。
赤い衣装、青い衣装そして黒と、フィナーレの白まで、全ての姿が美しかったし、ああこれがシラノかぁと自然と伝わってきた。
あまりにハマり役に思えて、私の中の轟悠の代表作になった。
朝ドラヒロイン感のあった小桜ほのか
こちらもとってもはまり役で観ててストレスもなく、とても愛すべき娘さんでした。
特に印象的なシーンは登場後すぐ、階段の上の踊り場で、パーティ会場を見おろしつつ、社交場にいるという内心の興奮をおさえつつ、きっと頬が上気してキラキラしてるんだろうな、とか思えて。階下でイケメンが一目惚れする説得力があったなぁ。
見ようによってはブス顔なんだが、何とも艶っぽいイイ女にも見える
ていうのが私の彼女への印象(失礼)。
美しい歌声も、作品の質をあげて素晴らしかった。やっぱりシラノ観たいと、迷いを捨てた動機の半分が絵面がぴったりのシラノ轟が観たかったて気持ちで、残り半分が、ほのかちゃんの歌声聴きたい でした。
瀬央ゆりあはなんでもいい
悪くはなかったけど誰でもよかったかな、この役やるのは。勿論上手だったしオトコマエでしたけど、私の好みではなかった。
この役はもうちょい軽快なイメージ。私の勝手な感想ですが。
何が似てるとか、あんまりわからないのだけれど、私の中では瀬央ゆりあと水美舞斗が混同するの、なんでだろう…