観られないものと思っていたら、夜の会の配信時間が19時45分〜という、労働者に優しい時間設定で嬉しい。
お客さんがディナーを
会場の、あの独特の空気が画面越しに伝わってきてときめいた。
客席後方から登場したちなつさんを観て、かつて視聴した無観客ディナーショーのことを思い出す。
観客というものは、構成要素としてはいわば舞台上のモブ以下の存在に思えるけれど、有観客の圧倒的充実感を目撃してしまうと、照明効果みたいにスターさんたちをさらに輝かせ空間を幸福で満たす大事な存在なのだなと、思い知る。
枯れている鳳月杏
このディナーショーでビリビリに感じたいちばんの魅力というか宝物のような体験は、主演の鳳月杏が、男役としての円熟期とか女としての脂が乗った一番いい時期とか、経験と努力と愛が詰まった技術の結晶とか、そういうのをなんか全部昇華させた「枯れ」の領域まで達している輝きを放っているところを画面越しにでもみられたこと。
カシオミニを賭けてもいい
全ヅカファンはちなつさんのふとももに恋している。彼女はたびたび女役をやっているけれど、それこそ男役として魅力的な存在であるからこそ、セクシー担当に指名されるのだと思ってる。
そんな魅力あふれるちなつさん。ディナーショーは登場からずっと、本当に指先から髪の毛一本まで美しかった。
あれを見たら誰もがもう一度恋しちゃうよね。
魅力的な若手陣
男役は英かおと、彩音 星凪。娘役は羽音 みか、一乃 凜というこれまた、かわい子ちゃん揃い。
私はうーちゃん贔屓なので嬉しい。
英かおとの魅力といえば、スカステ番組で美園さくらちゃんと出演してたときにみせたホスト的チャラ男感と見た目の真面目そうな純朴そうな綺麗な顔とのギャップ。
ニコニコしながら(話きいてた?みたいに迫られ)「きいてるきいてるー笑」とうーちゃんが言ってたらそれは絶対聞いてない奴、
みたいな魅力よ(わかりにくい)。
少し前からよりシャープに男前になったな〜と思っていたけれど、ダンスをしているとパッと華があるしペアを組んでいると笑顔が素敵だし。まだ月組にいて欲しいなって思うけれど、このディナーショーがなんか餞別のひとつだったらやだなー。
楽曲の数々
最近はすっかり、本公演でのJ-pop使用が控えられていたのでなんだか懐メロは本当に懐かしかった。
にしても選曲渋かったなぁ。