なるほどねぇとあらためて納得。
いまマスコミはヅカ受験生減のニュースが一周。
数は増えているばなしをきいたときは意外に思っていたんだけれども総数はやっぱり減るんですねそりゃそうか。
子供の数、富裕層の数ともに減少傾向なわけだし、そこにきて一連の事件とその報道を受けたらば、記念受験系の、本気度が浅いご家庭の子は、大金かけての受験に待ったをかけるでしょう。さすがにいまどき、本気で準備ゼロで当日受験しに行く観光目的受験者はいないだろう、と思うし…(未成年でガチ当日いきなり記念受験を準備できる子はそういまい)。
となると、増えた感じがするという現場の人は受験スクール関係者だったので、より実績のある有名スクールの人からすれば、本気度が強い受験者が有名スクールに集中する度合いが加速し、自分の視界からは「少女たちの情熱や夢の温度は高い、保護者はそんな子供を信じてできる限りのフォローする覚悟をしている」層がより大きくみえるわけなんだなぁ。
数字の魅力
数字を出すと人はコロッといってしまうし、見えている世界が違う人は実際に問い合わせが増えていたりするんでしょう。もとよりスクール系ってどんどん淘汰されるものだろうし。
今後、某KIEスクールから過半数合格…とかなったらそれはそれでどうするんだろうね、と部外者ながら気になったりする。
今年も13人ですか合格者。圧倒的。歌劇団に入るための音楽学校(公式)に入るための予備校(非公式)の線が出来上がっている。
私が本気の受験生もしくはその保護者なら、ここまでの圧倒的数を送り込んでいるスクールの門をたたきたいって絶対思っちゃうなぁ。
毎年思う倍率の魔力
ヅカ受験て、倍率がどうあれ、最終試験は、ほぼ1/2なの毎回きついなって思う。約100名弱くらいに絞られて最終試験を受け、そのうち40人合格。
100人中40人が弾に当たって死ぬロシアンルーレットやらないか、生き残ったら100万円だよ ていわれて、やるだろうか自分?100万ごときで死にそうだからやりたくないって思う。
つまり結構当たるじゃんって数字なわけだ。
で、
落ちてみて、数字をもう一度見返して、あそうか、合格者40だから、60人は落ちるんだから…て思い直したり、そもそも600人超からの40だから…って思い直しても、倍率最低っていわれても、そこの悲喜こもごもの熱はちぃとも変わらないと思うんだぁ……。
放っておくゆるさにあるお互いのための救い
キラキラした受験生が夢と希望と覚悟をもってくぐっていく門の向こうのことを、とりあえずなんかアレだから潰せっていう層がいるみたいで。
根っこはやっぱり嫉妬なんだろうと思う。持たざるものの。
ここ数日の報道には、
「こんなにネガキャンしていて歌劇団とかいうのがやばいのを煽ったはずなのに、なんでキラキラした若い子がまだわいてくるの?」ていう戸惑いを感じている30代くらいのコタツライターの顔が見え隠れしたものもあった。※私の個人的な超偏見です
ぶっちゃけ芸能の道を進むなら、保証も雇用条件も労働環境ももっとブラックな中小劇団とか、一切保証のない海外バレエ界か、若い娘をダイレクトに食らう日本のテレビ芸能界か、になるのかな。
どこも、自浄化を内外の関係者が信じて取り組まんとする歌劇団の状況より、若い娘にとっては毒が強そうである。
間違いなく努力をして結果を出した112期生に泥かけようとする行為はやめてほしいと願いつつ、とにかくも、すべての受験生の少女たちに素晴らしい人生が待っていますよう、門出をお祝いしたい。