隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

7月までにタカラヅカファンの私がやるべきこと

宝塚歌劇が、6月末までの公演中止と、退団予定者の退団日を延期し、公演スケジュールのリスケを発表しました。

この発表に、愛がある~と感謝するファンが続出しておりますが、こうしたファンが「夢から醒めないため」に、宝塚歌劇側はあれこれ予定を組まねばならない状況です。
なぜなら、愛のためにリスケしたわけではないから。

歌劇団の本音

トップスター制度の一番の見せ場は退団であります。これをファンの皆様に退団興行を見せ、お祭り騒ぎしないのならば、退団の意義は失われます。
タカラヅカの面白さはジェンヌの育成を見届けるところという側面があります。熱心なファンほどこの沼に落ちていくわけです。
見通しの立たないいま、このままなにもできずに退団なんてそもそも退団の意味も価値もなくなってしまいます。
しかし、現状は1年先の興行予定もたたないでしょうねえ。
さらに東京についてはオリンピックという面倒特別な国家事業の延期もあり、このリスケ日程が早々に公表されるも世界中から時期尚早と批判されました。
オリンピックによって東京の施設利用やイベントの予定も制約を受けるわけで、私たちはもとより、歌劇団の興行が平常に戻る日は1年以上先になる見込みではないかと思います。
興行有無にかかわらず、給料制の歌劇団に所属するジェンヌさんはもとより、舞台を構築するスタッフは、本当に恵まれていると思います。しかし、母体の阪急もさらに苦しい状況になっていくでしょう。イベントホールやライブハウスが潰れる時代が到来しているなか、宝塚歌劇も明日は我が身であることに変わりはないと思います。

ファンの本音

今年から、スカイステージに加入してみました。1か月程度で辞める予定が何となく手続きを伸ばしている間に、ワンスの生中継が発表され、結局そのまま加入中。

3月後半ごろから、ついにスカステは、ニュースがなくなってしまう事態に陥っています。
そうか、舞台の幕が開いてないと、稽古がされていないと、デイリーで伝えることがなくなるんだなと、当たり前のことに気が付く視聴者の私。
色々再放送してますが、正直またかで微妙。
紅ゆずると明日海りおの退団公演の放送だけでファンは喜んでましたが、うーん。もっと色々放送してもいいんじゃない?
もしかしたら6月まで、もっとあれこれやってくれるかもしれないけれども、ちょっと古い作品の再放送が多すぎて、生の公演が見られない今、これまた「醒める」きっかけになりそうです。

そう、我に返るんですよね。いまこのとき。季節も春だし。生活が変わる人も多い。家にいなければならない今、今後の観劇人生や、贔屓への応援のしかたについて、自分の生活ごと見直す方は多いのではないでしょうか。
景気悪化により、のんびり観劇や贔屓を応援などとは言っていられなくなるかもしれない人もいるかもしれません。

次から次へとチケット抽選やイベント申し込みして一喜一憂していた日々から遠のいた今、タカラヅカという特殊な世界と自分の生活の距離が、リアルに遠かったんだなと肌で感じられます。贔屓のジェンヌに課金しようとしたところで、舞台の幕は開かないのです。

私が気づいてしまったこと

私にはご贔屓がおりません。
けれども、他メディアで歌のうまさを知って好きになった雪組であったり、間近で舞台を観てはわわとなった宙組であったりと、観劇機会があるたびにだんだんとジェンヌさんの顔がみえてきて、何となくお気に入りができてきて、という気持ちがわきあがってきました。
しかしこの公演中止期間において、先々の自分の生活のことももっとまじめに計画するべきだなとも思い、
なんでもかんでも欲しがったり、課金したり、チケットとったりという道楽はもう、わきまえないといけない、という思いが生まれました。
今現在、ムラ遠征してしまえ、ということもひょいひょいできてしまう経済状況ではありますが、この先はもう少し慎重に、お財布のひもを絞らないと、仕事や日々の生活がどうなるか、本当にわからないなと改めて自覚したのです。
震災もそうであったように明日当たり前に思った通りの日々があるとは、限らない。私はどこまで娯楽にひたれるかしら。

でも愛したいタカラヅカのために

正直、ああ、そうだよなもう、明日は我が身なんだと我に返り、タカラヅカの夢から醒めた私。
非日常の舞台を観ることよりも現実の生活を守ることに真剣にならざるを得ない現実。
財布と心に余裕がないと日比谷にもムラにも行けない。

私はいま、節約・そして貯金をしよう、とまじめに考えました。長々書いてそれかーい。

新型コロナは残念ながら、気温・湿度があがる夏季であっても、威力が変わらないようです。
過去の事例から終息宣言がでるまでは2年とか、かかるかもしれません。
しかし2年間興行が絶えるかは不明です。
私は再開公演を楽しみにしていますので、そのときまで、気力体力財力を蓄えたい。




にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村