隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

柚香光、喜劇と悲劇

月組人事、ちょっと驚きでした。
でも、100期や102期の若手の退団にいちいち月闇?って反応は問題ですね。それ言いたいだけだろって。
100期や102期って、組織にはいって5年~7、8年。それくらい経てば、タカラヅカに限らずどんな組織だって転職や進学やあらたな目標を見つける頃だし、はっきりいって寿だってあるだろうし、いずれも良い旅立ちとなるよう千秋楽まで見届けたいです。

「ちょっと驚き」なのは、専科行き

ああ…

紫門 ゆりや・・・2021年8月16日付で専科へ異動
※異動後に最初に出演する公演は未定です。
輝月 ゆうま・・・2021年8月16日付で専科へ異動
※異動後に最初に出演する公演は未定です。

愛するわれらがゆりちゃんとまゆぽんが!月組の子じゃなくってみんなのものになってしまう、という嬉しいのと、月組の子でいてほしかったという贔屓目と。
さらに異動があるのかな、という可能性もなくはないですが、いずれにせよ、めまいがするほどすっばらしい二人なので、「どうでしょ、すごいでしょ月組育ちって!!」と自慢したい気持ちが一番強くなるかも。

紫門ゆりやはとにかくノーブルな雰囲気というか、とても品がいい上に、芝居となると本当に男っぽく見えるんです。この前の幽霊刑事も、あれ?って錯覚起こすくらい素晴らしいお芝居でした。
彼女は覚えやすいお顔だちだから、見分けがつきやすい方だと思うけれど、あれ?ゆりちゃん…だよね?て思ったもんね。
で、輝月ゆうまはもう何をやらせてもすごい。ここ最近だと、風間柚乃がそんな評判が高いが、元祖はこっちというか、研4で研14な芝居してたから評判だったのだものね。
背が高く見栄えがよく歌もうまくって。
どちらも月組が、3分割したって若手から上級生まで芝居ができて歌えて踊れるという、組としての技術の高さを支えていたジェンヌさんたちなので、これからの活躍がより広がることに期待。

で、トップは?

まだ発表前ですが、あの人やあの人の退団がないのでアレなんですかねぇ。
私はあっちはあの人以外がいいんですけれど、まああの人でも嫌いじゃないからいいけどでもなー って思ってます笑。

トップ人事は、育成の末に「この人は本当に宝塚が好きか?」とか「人気」ってものも考慮されてるんじゃなかろうかと感じるときがある。
そして、「誰を」のその先に「何を」の演目ありきと感じているので、「それらに合う子」がトップ娘役になるのだろうと思います。だから娘役は何かに合わせてチョイスされているだろうから、誰が選ばれてもきっちりした理由があるのだと思う。

で、花組

さてぼちぼち初日が近づいてきている花組。華ちゃん退団公演となるが、その先のまどかちゃん就任のプレお披露目が、華ちゃん退団公演のショーを使うとあって、ファンがおむずがりである。
これは仕方ないの、だって華ちゃんはトップスターじゃないから。
娘役はたとえトップ娘役であっても、絶対にトップスターと同じ扱いや配慮はされない。演目なんて特に。
ましてやぶっちゃけると、予算の都合もあると思う…。

プレお披露目が「哀しみのコルドバ」ときいて、一瞬「炎のボレロ」と混同しちゃったんだけれども、どのみち喜劇じゃないのよね。
そこで、ああ、そういう?と思ったこと。

花組トップ娘役の交代は、突き詰めれば花組トップスターのための交代である。
華優希は、柚香光ととことん幸せラブラブハッピーエンドを迎える相手役として選ばれたのかなと思う(そういう演目をあてたかったがための相手役)。
で、たぶんだけれども、星風まどかを相手役に迎える柚香光は、一転、悲劇ばっかりやりそうだなあと。

2.5次元、少女漫画から抜け出たような そんな柚香光がみられたのは華ちゃんが相手役の間まで!で、この先はもっとハードな、そして宝塚歌劇らしい大仰で古典的で普遍的な悲劇とか、
愛し合っても結婚エンドではない、男としてどーだの、みたいなのをやるんじゃなかろうか、なんて…。
だいもん&まあやコンビが、演目では死んでばっかりでラブラブエンドがない、なんて(そういやfffも死にエンドであるし)言われてたが、なんだかそういう「このトップにやらせたいもの、似合いそうなもの」みたいなのってだいぶ偏りをみせますよね。

カレーまどかは相当な悲劇をみせてくれるためのコンビなんじゃなかろうか。それならばカップルチェンジもわかるかな。
宙組マカゼさんだって、新しい相手役では大人っぽいとか、ちょっと路線の異なる芝居をやりそうだし。
いずれにせよ、宙組花組それぞれのトップスターのための娘役交代であることは確かだなぁと感じる。



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