ポスターがどえらいカッコいい という前評判が高かった「出島小宇宙戦争」。
初日舞台あいさつではネタバレについてやんわり避けてほしいというアナウンスがあったような。
スカステで先日放送されたのでやっと見られたけれども、ネタバレ避けるところは…ドコ…？
今朝は星組の「Another World」が放送されていました。コメディなので適当に流し観もしやすい舞台ですよね。
この作品はちょうど対照的だなと感じました。
・ヒロインとヒーローのあの世での再会・恋模様（というか添い遂げられるかどうか？のドラマ）
・地獄で出会った貧乏神の福の神になれるか？エピソード
・地獄で出会った徳三郎一行のドタバタにぎやかしエピソード
・お澄、閻魔に惚れられる一大事
大きく物語の時間を割いている、話を展開させ主要キャラがかかわるのはこの辺でしょうか。
これ以外にも地獄の渡し賃の話やら阿修羅とか天女の閻魔大王様のお裁き、地獄の芝居小屋のショーなどいろいろ散らばってます。
散らばっているけれどよくまとまっているというか、歌劇らしく、半ばショーでも見ているような感じで大団円に向かいます。
一方出島小宇宙戦争ですが、
意味ありげな主人公カゲヤス、訳ありげなヒロインなの？それともわき役？タキ、胸に一物抱えるリンゾウと、
主要キャラが全員意味ありげ。さらにわき役も全員訳ありげ。シーボルトがどうしても月の花が欲しい理由、もっとあからさまに主張してくれていいと思う。
あと、話の流れ的に女王いる…？梨花ますみさんすきだけども。
鳳月杏のフィナーレダンス、ものすっごくかっこよかった。かっこよすぎるほどかっこよくて、海ちゃんと踊っているときは、デュエダンや宝塚のトップコンビのラブシーンでほんっとに久しぶりにうらやましいって思うくらいに格好いい。
フィナーレがなんでこんなに恰好いいのか、鳳月杏がいいから、だけじゃないはず。
フィナーレは鳳月杏が何を表現するべきかとってもはっきりしていたから、あれほど鮮やかだったのではと思う。出島、嫌いじゃないけどまさに出オチな作品であったなあ。
