隣のヅカは青い

ヅカファン歴は30年ほど。しかし観劇デビゥは2019年から。それほど遠い宝塚についてのブログです。

宝塚歌劇団

羽山紀代美先生の訃報と音楽学校110周年

そのニュースがあまりに個人的なものから拡散していたので、情報の取り扱いについて慎重になったものの… 残念ながら事実ということで、大変なショックだった。羽山紀代美先生。かけがえのない、唯一無二の振付師。 公式で何らかの告知があるまでは、と思って…

ライラックの夢路。配信でみた。…これは、夢?

謝先生の、芝居の構成に絶妙なダンスを挿入する加減やその画面構成のセンスはとても美しくどれも絶妙と思う。 エルピディイオのときもそれは美しかった。ライラックもそれは美しかった。だが魔女って?いる?それ?とは思った。 ジュエルドパリ…パリってなん…

怒涛発表のその後。月組の今後

まずは、彩海せらくん、バウ主演おめでとうございます!いまかいまかと思っておりました。そして、月城かなとさん。別箱…コンサート?なんだかんだで舞浜以来2度目のコンサート主演なんですねぇ。舞浜はコンサートって気がせず、あれはあれでディズニーのシ…

どうやら110周年は大事らしい。古いものたちが新しいものを作る

宝塚歌劇110周年記念について、歌劇団はしっかり力を入れてお祭りにする模様。一気に発表された内容をみた第一印象…「散らかっている」トップスター5人を並べての記者会見の様子は…「咲ちゃんの等身大モニタ登場は、思った以上に自然に並べられていて、技術…

スターたちの明日はどっちだ

バタバタと働きボケっとしているうちに星組千秋楽配信を見逃して、すーんとしていた今日この頃。ついにこの日が来てしまった。月組 蓮 つかさ 蘭 尚樹 水城 あおい 2023年11月19日(月組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団 輝きすぎ注意 蓮つかさ君。月組の…

やっぱり美が正義!最高美更新 デスホリという悪夢②

最後の場面の月城かなとを拝めたんだから、デスホリは大勝利なんです。 というか全員大勝利 この舞台全編通してかなりの量を歌い倒すのに、よくぞ出演者のみなさまは、体調復活して(させて)幕が開けられたなと思う。 休演のまのあ澪ちゃんは辛いと思うけれ…

美の暴力で全て解決!デスホリという悪夢①

デスホリこと『DEATH TAKES A HOLIDAY』をイープラス貸切公演で観た。 月組別箱とのご縁 れいこちゃん主演の別箱は、ダル・レークの恋のときもSS席が当たりかぶりつきで色々浴びさせていただいたが、またもやデスホリもSS席であった。ありがとうイープラス。…

芝居の月組、和物の月組

バウ・ミュージカル『月の燈影(ほかげ)』の配信日。楽しみにしていたが、午前中からの用事が予想外に延びに延びて、2幕途中からの視聴となってしまった…。 残念。 月の燈影 という話。初演も観たことがなく、ただ評判の良い作品だったといううっすらとした…

ラストデイを観る〜宙組の元号は真風から芹香へ〜

カジノロワイヤルがなんで一本ものなのかって「小池氏が1時間半のものを作らないから」っていう理由なのかな?そもそもが展開も結末も約束された原作もの、うまく1時間半にまとめて、ショーやればよかったのに、なんて。それが第一印象の感想。でも観ている…

Gemini配信を観た〜ちなつさん発光〜

観られないものと思っていたら、夜の会の配信時間が19時45分〜という、労働者に優しい時間設定で嬉しい。 お客さんがディナーを 会場の、あの独特の空気が画面越しに伝わってきてときめいた。 客席後方から登場したちなつさんを観て、かつて視聴した無観客デ…

清く正しく美しいクズ男純文学を観た

聖乃あすか主演『舞姫』を観た。聖乃あすか演じる豊太郎のメッキがはがれてどんどん軽い男になっていくのか、それともエリス演じる美羽愛がどんどん重い女になっていくのか。 すごい歌う 舞姫。そういえばちゃんと観てるようで観てなかったのかも。聖乃あす…

続いていく月組

珠城りょうは、とてもよいかたちで次世代に月組トップスターを引き継いだよね、とずっと思っていた。月城かなと時代を大歓迎した気持ちの1割か2割、「これでここ何年かあった波乱人事の時代が終わる」というほっとした気持ちがなかったとは言わない。 みんな…

はじめて生観劇した時代の月組の名残を見納めてきた

今回の応天の門+Deep sea で卒業するスター達を見届けてしまうと、ああ、月組の時代の移り変わりだなあとしみてしみて仕方ない。 毎公演誰かしら卒業していくのだから今更なんだけど、トップコンビ以外の退団でこんなにも組のなにかが変わっていく様を強く…

レム日比谷に前泊プランで阪急貸切月組観劇やってみた

「帝国ホテル宿泊プランが当たりましたよ振り込んでね」の通知が阪急から届いて、悩んだ挙句エイヤと振込したあとに今度は「レム日比谷前泊プランも当てたから振り込んでね」通知が届いて。 散々悩んだけれど。 この機会に両方いっちゃえ☆とこちらも振り込ん…

Bad Powerは最高~パッション・ダムール・アゲインを観る

カチャさんが率いる全ツのショーが「パッション・ダムール・アゲイン」ていうタイトルってことは、あの例の私の大好きな テーテーテーテテッテー♪ が来るー?とわくわくしておりましたとも。このシーンのところ、愛の誘惑とかパラダイスって覚えてたけど曲?…

バレンシアの熱い福岡を観る

凪七瑠海は星組と相性がいいと思っている。 まあカチャさん混ぜるなら、他の組との組み合わせを考えても…いちばん映えそう&楽しそうなのは星組かなって。轟悠もだけど、星組は特出が多いイメージで。 なんでしょうね、星組。犬種でいうとシベリアンハスキー…

月組応天、新人公演を観る

仕事場から逃げるように急いで帰宅して、なんとか観られた。なかなか、配信ですら、平日は厳しいものの今回は本当に珍しく間に合ってよかった…! 出演されていたみんな、気合いっぱいだった。 新人公演、ムラと東京で2回ずつやれたらいいのにね。新公出演の…

「月城かなとの月組」②

この日の観劇はSS席4列目。阪急貸切お高いぜプランによるお席。家賃みたいなお値段だったんだから1か月あの席で観劇させてくれないだろうか…。舞台に近い席だったのでおかげで、ショー開幕時に、なんかシルエットがおかしなくらいにわさわさしている人々が…

「月城かなとの月組」①

しばらく生観劇のご縁がなかった月組。元々、剣幸トップ時代に宝塚に出会って涼風真世に魅せられた経験から、月組はちょっと他の組より贔屓目であった。…いやでも紫苑ゆうにも杜けあきにもヤンミキにも魅せられてたか、思い返せば子供の頃からどの組もみんな…

別箱フレンチで本領発揮の礼真琴。赤と黒を観る。

日曜日は楽しみにしていた星組、礼真琴主演、赤と黒を観た。宝塚でもたびたび上演された「赤と黒」とは、原作は同じなだけで脚本・演出は違うフレンチ・ロック・ミュージカルということで… ロクモみたいなもんかなって期待してたけれど、一幕開幕直後にやっ…

星組版1789がすごく星組らしくなりそうで。

なんか思ってたんと違うポスターが話題の星組版1789。嫌いじゃない、むしろイイ。 そもそも本家より豪華になるってどエライ 月組版の1789は映像で何度か観た。やっぱり楽曲がイイ! で、オリジナルであるフランス版を部分的にだけれど映像で観たら、印象が結…

最前列で花組観たら命がいくつあっても足りなかった話

花組ィ〜!最高ォオ!!ってあの組のかけ声ね。今まで、自らを鼓舞しアゲていこうぜ!!ていう意味でのファンと組による自画自賛音頭だと思っていたんだけど、違ったわただの事実を述べてるだけだったわ。何も分かってなかった私…マジ花組最高…そんなふうに…

一期一会を本気で惜しむ組~花組のショーはやっぱりちょっと違う~

タカラヅカ・スペクタキュラー 『ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-』 作・演出/野口 幸作 と公演情報に記載されているが、なんのことかよくわからない。が、実によいショ―だった。最近観たものの中でベストではなかろうか…

花組観劇~やっぱり花組は他組とちょっと違う~

久しぶりに東京宝塚劇場で観劇してきた。 ハイロー以来かな?なんて思ってたけどイヤイヤ…年末の雪組蒼穹以来だった。その前が11月の月組のKAAT公演。これ、何観たんだっけ?…としばらく考えてしまったが、こうして書きだしているうちにエルピディイオだった…

キャリアを積むと主演機会がなくなるということ

経験の浅い新人のうちは簡単な仕事から覚えていって、ある程度スキルや経験を積んでいきながら徐々に難しい仕事へ、責任がより重かったり責任範囲が広い仕事にキャリアをステップアップさせ、と同時に仕事が大きく重くなるにつれて給与も上がっていって…そう…

宙組新トップのウキウキ感

キキちゃんは長すぎる二番手時代が常に話題になるスターさん。ご本人の人生だからいつ辞めてもおかしくないわけで、体調不良なんかもありえるし…なんてことまで考えれば、必ず次期トップだなんてことはその発表をみるまで言えず。でもやっぱりそれは期待通り…

公式が放つゴシップ砲

かつて日本のアイドルちゃん女優ちゃん二枚目俳優君たちは、映画主演前に宣伝目的でスキャンダル…でっち上げの恋愛ゴシップなどで話題を集め、テレビのワイドショーや新聞、週刊誌に露出するという売り方が当たり前だったという。私の子供時代はまだこれらが…

マカゼイズムを配信で観た、んだけどほぼ潤花

結構、直前まで迷いつつも観られない後悔よりはと思い視聴を買った。 この手の公演はつい、流し見してしまいがちなのでちゃんと観られないならパスした方がと思ったのだけれども、結果的に観られてよかった。 光り輝いていた場面 真風涼帆の過去主演作をメド…

『蒼穹の昴』のあそこのシーン

あれよあれよという間に彩風 咲奈演じる主人公は国を出る決意をする。夢と希望と理想を胸に、「あそこに行くんだ」と希った紫禁城から、何ひとつ夢や理想の通りにならず逃げることになる。でもその心中にはやっぱりあの日と変わらぬ理想があって…。 宦官 ど…

雪組『蒼穹の昴』を観た。清朝はややこしいがそこがいい

壮大な小説をギュッと一本モノにしてドーンと予算と専科突っ込んで他には真似できぬ舞台になったよ、という、現雪組の本命公演と名高い「蒼穹の昴」を観てきた。チケットが一枚しか取れなかったので最初で最後の生観劇となり、トップ娘役朝月希和ちゃんを生…